たくま朋正『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』CODE 23「神の島Ⅰ -皇帝VS皇帝-」(月刊『コンプエース』VOL.034)

ストーリー

 エデンバイタル教国により崩壊にある世界。ユーフェミアは新たに皇帝として起ち、日本、そして黒の騎士団と共にシャルルを討つべく神根島へと攻め入るのだった。

第一感想

『ナイトメア・オブ・ナナリー』感想その二。
 このエピソードでは、シャルルを最後の敵とし、ゼロ(ルルーシュ/C.C.)、スザク、ユーフェミアの三人が共闘すると言う夢のような展開に!
 何と言うか、ある意味待ち望んでいた妄想が形になって胸が一杯。
 以下感想。

表紙

 表紙はサザーランドとグラスゴーの二機。
 アオリは、

鋼鉄兄弟――魅せろ鋼の魂を!!

だが、ちょっとこの旧型二機では……と思わなくもない(笑)。

女帝と魔王

 エデンバイタル教国を建て、絶対皇帝を自称するシャルルを世界共通の敵として討つべく、ユーフェミアが新生ブリタニア帝国皇帝として起ち、日本、黒の騎士団と共同戦線を張る事に。
 特にユーフェミアの場合、第一期の悲劇があっただけに感慨深い皇帝就任だ。その理念は、侵略ばかりで名ばかりのバックスブリタリアーナを廃し、各国との協調を目指す新たな帝国、と言うだけにそれもひとしお。
 ユーフェミアとゼロの演説で、二大勢力の共同戦線が語られるのが印象的だが、(いい意味で)酷いのがそのアオリ。
 ゼロの、

全力でジャスティス!!

はいつも通りだからともかくとして、ユーフェミアの、

女帝、爆現!

はないだろwwwww
 753じゃねーかwwwww
 いやまぁ、確かにスザクは白き戦士的なアレだけどw
 色々な意味でこれが『ナイトメア・オブ・ナナリー』の醍醐味ではあるが。

会戦

 日本・ブリタニア連合軍の前に立ちふさがるのは、シャルル率いるナイトメアフレーム部隊とナイツ・オブ・ラウンズ。
 連合軍は、ランスロットアルビオンを駆るスザクを筆頭に、グラスゴー、サザーランド、紅蓮等を中心にした部隊。だがシャルル軍のナイトメアフレームは、倒しても倒してもゾンビの如く復活すると言う反則仕様! これもシャルルのギアスだと言うが……。『ナイトメア・オブ・ナナリー』では、シャルルのギアスは記憶改変では無い?
 おまけにナイツ・オブ・ラウンズ(ナイト・オブ・ラウンズに非ず)は、ジークフリートにも似た特殊な機体に乗って登場。しかも何が凄いかって、パイロットが腕を組んで仁王立ちしている所。キャノピー? 何それうまいの? と言わんばかりの堂々たる態度である。色々な意味で勝てる気がしないwww

ナナリーとシャルル

 神根島へ、アリス、ネモと共にやって来たナナリー。そこで対面するのは、実の父親たるシャルル!
 ナナリーが主人公である作品だけに、最後の鍵はナナリーにある。シャルルの言う「優しい世界」が実現するか否かは、彼女にかかっているらしいのだが……。シャルルが「優しい世界」とか言うと、凄い違和感(笑)。
 とにもかくにも、次回もクライマックスだゼ!