『ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス』STAGE2「不滅の魔鎧装」

第一感想

ウルトラマンメビウス』外伝完結!
 時が流れても、GUYSの心は一つ……と言う感動作。
 本編時代も裏で色々やってたウルトラマンキングが初めて(?)顔出しして、外伝らしい作品と言うか、楽しめたシリーズだった。
 以下感想。

時の流れ

 本編終了後のGUYSの技術的進化を一番分かりやすく見て取れるシーンがあった。それは、マケット怪獣の同時リアライズ
 これまでは一度に一体だけだったが、今回の外伝ではミクラスとウインダムを同時に出現させていた。こういうさらりと描かれた技術の進歩が、GUYSの成長を表してる。

ウルトラマンキング

 アーマードダークネスにやられたと思われていたリュウ。だが実は、伝説のウルトラマンウルトラマンキングにより助かっていた!
 ウルトラマンキングリュウを助けた理由は、アーマードダークネスに囚われたヒカリと一体化し、その支配から解き放つ事にあった。
 伝説の超人に助けられ、旧GUYSクルー。そしてミライ、カナタと共に、ヒカリを解放するための作戦が開始される!

カナタの成長

 作戦は、メビウスがアーマードダークネスにつけた傷に向かってリュウが飛びこむ、と言うシンプルかつ無茶苦茶なもの。
 当然攻撃を受ける事になるが、パイロットを務めるカナタは反射的に諦めてかけてしまう。しかしそこに、リュウの叱咤が飛ぶ! 攻撃を受けて爆発する機体! しかしそこからガンスピーダーが分離!
諦めるのが一番苦手になりました!」と叫ぶカナタが不覚にもかっこいいw

フェニックスブレイブ、再び

 一時は爆発四散したアーマードダークネスだったが、再び復活し、メビウスとヒカリに相対する。
 その時、ミライがみんなに渡したお守りとメビウスブレス、ナイトブレスが輝き、最終回同様、GUYSクルーが一つとなったフェニックスブレイブが誕生する!
 最終話では光線を撃つだけぐらいだったのが、今回はアクション多め! アーマードダークネス相手に、素手で、さらに剣を手に剣戟を繰り広げるなど、大いにアクションをやっているのも面白い。

総括(はるか先を目指して)

 今回の外伝シリーズのテーマそのものと言えるのが、「はるか先」を目指すと言う事。
 GUYSをやめて、夢を叶えたように見えるそれぞれ。隊長となり、最前線で戦うリュウ。しかし、それで夢が終わるわけじゃない。夢のさらにその先へ。道は、夢は果てしなく続いて行く。
 カナタはそれを受け、こう宣言する。「ウルトラの星を目指す」と。
 旧GUYSクルーから、さらに新たなメンバーへ。人とウルトラマンの絆は、どんどん先へ続いて行く。 
 映像作品としては難しいかもしれないが、しかし他の展開ではまだまだ『メビウス』は終わらない。漫画で、小説で、舞台で、しかも映画だって控えている。『メビウス』の、ウルトラマンの未来は、まだまだ遥か先へ続いて行く。そんな強力なメッセージを発信しているシリーズだった。
 スタッフ・キャストの皆様、お疲れ様でした!