episode:「圏外の女」前編

 セブンを置いて、一人旅に出かけたケイタ。そこで出会った謎の女性・お七にケイタは振り回される一方で……。

第一感想

 脚本/監督・押井守氏による前後編エピソードの前編。
 とりあえず、今回に限りタイトルは『スネてるケータイ捜査官7』で。
 カラーが出るのは一流の証拠だと思うけれど、色々な意味でやりすぎじゃないのだろうか。いや、ケイタが一線を超えそうだとかそういう意味では無く(笑)。
 まぁ今回のエピソード自体、「圏外」な話だからいいのだけれども。
 以下感想。

お七とやくざ(風の男)

 今週深い印象を残すこの二人についての感想を。

お七

 今週のいい所の五分の三はこのお七が持っていったと言っても過言では無い。
 ケイタの振り回し方だの色っぽさだの大食いだの演技だので、視聴者の注目も持っていった。彼女の謎が明かされるのは楽しみだが、もしかしたら最後まで謎のまま、で終わるのかも知れない。でもそれはそれでいいんだろうなぁ、また。
 看板犬が相棒だったのは、ケイタとセブンの関係性のオマージュ(と言う言い方が正しいのかどうかは分からないが)か?

やくざ(風の男)

 背中の三本爪の傷痕が印象深い男。さらりと名言を引用してみせたりと、意外と学のある男なのか。
 だがしかし、「だったら行けー!」はまずいだろ(笑)。あとBGM! そこでそのBGMの使うのは間違ってるからwwww

一人旅の理由

 ぶらりと家を飛び出しケイタが遠出した理由。それは滝本にあった。
 遠くに行けば、違う自分のなれる気がする。それを分かってくれた大人にして、ケイタの指標とも言える滝本。彼を思い出すと、遠くに行きたくなる。というのがケイタの言、
 ある意味で、ケイタの滝本に対する追悼と言うか、そういうものが込められた旅であるのかも知れない。以前は友達との旅行だったのが一人旅になったのが、男としての成長の証なのかも知れない。そんなわけで、今回はセブンがロクに登場しなくても問題はないらしいw

スネるケータイ

 ケイタに置いていかれて閉じ込められて、スネるセブンが愛しすぎる……!
この感情、まさしく愛だっ!!
 せっかくの一人旅なのに、相談できる相手がセブンだけなケイタってのも何だかなぁ(笑)。

次回は

 ついにケイタが、大人に……!?