第27話「80's・怒れるライジングブルー」

 二〇〇八年。
 イクサが強化され、名護は新たなる力を手に入れた。その矢先、素晴らしき青空の会のメンバーが次々と逮捕される。その犯人は棚橋。二二年前、イクサによって夢を失った彼はが、ついに復讐のために動き出したのだ。
 名護はガルルにより、二二年前、一九八六年へと……。
 一九八六年。
 タイムスリップした名護はひょんな事から音也と出会う。そして、彼が二二年前のイクサであった事を知るのだった。

第一感想

 タイムスリップって……マジですか!?
 確かにキャッスルドランは時の砂漠の中を移動できていたけど、内部にあんな便利な扉(滅多な事では使われないようだが)があろうとは……。
 て言うか、あれはアームズモンスターであるガルルの判断で使ったりしていいのだろうか? と思いつつも、現在の城主である渡がキャッスルドランをさっぱり利用しないので、ある意味オッケーなのかも知れない。
 以下感想。

逆転する過去と現在

 これまでは、(当たり前だが)過去→現在と言う時間の流れだったが、今回はその逆、現在→過去となる。
 タイムスリップ、と言うある意味反則技を使ったわけだが、それが、過程をすっ飛ばして結果だけを見せている『キバ』だけに、これも有りな所が懐の広さをうかがわせる。

素晴らしき青空の会、逮捕

 ……いや、嶋の権力を使えばなんとかなるんじゃね? とか思った自分はもうダメな人。
 きっと棚橋の権力の方が強かった、と言う事なのだろう。
 と言うか、素晴らしき青空の会って、つつけばつつくほど埃が出てきそうな組織ではあるけれども(笑)。

ライジングイクサ

 新たなるイクサの力、ライジングイクサ登場!
 逆パーフェクター! 携帯電話! キャストオフ! 仮面の変形! と、色々古い所からも新しい所からもおいしいトコをいただいてる新たなるイクサ(笑)。
 聖職者のイメージだった白を基調としたイクサに対し、ライジングイクサはメインカラーがブルーに変更。太陽のような胸部のイクサエンジンが解放された事で、まさに「素晴らしき青空の会」を象徴する存在に生まれ変わったと言えるだろう。その力は、名護でさえも扱いきれぬほど強力なものに。
 これで装着者が名護じゃなかったら……と溜息w

名護啓介、三度目の正直(確か)

 これで警察にお世話になったのは三度目だったか(笑)。相変わらず「俺は名護だぞー!」とか言い出す名護に盛大に吹いたw
 おまけに、健吾までひっぱりだして逃亡。他人の車に勝手に乗り込み、勝手に渡の家に転がり込むなど、名護イズム大胆不敵フルスロットルと言う感じだ。そろそろ名護には限界と言う壁にぶち当たって欲しいものだ。

渡の友達

 かつて、いじめられていた渡を助けてくれた初めての友達……。
 ……チェックメイトフォーのキングとして登場する予感、いっぱいです……(笑)。

名護、過去へ

 ガルルにキャッスルドラン内部の「時の扉」から過去へ飛ぶ名護。ここで注目すべきは、ガルルの「ある人間との約束」と言う言葉。
 これは以前にも言った「音也との約束」にも通ずるものがある。おそらくある人間=音也でいいのだろう。
 ガルルは音也の息子である渡と、青空の会=ゆりを守ると、音也と約束した……と言う事なのか。
 現在姿を消しているガルルだけに、その約束を結ぶまでにどんなドラマがあったのか……。そして後の二人は何もしてないのか(笑)。興味深い所である。

同棲

 音也とゆりが、ついに同棲する事に。ふ、不純だ(笑)! 
 それにしても、ゆりがデレデレすぎます……!

棚橋/真夜/音也

 ……棚橋、真夜に利用されてるだけだろこれ……。
 真夜は音也を引っ張り出すため、棚橋を利用したとしか見えない構図である。それとしらず二二年間を復讐に生きてきた棚橋……。ここは一つ、画家よりそちらの才能があったと言う事で我慢してもらえないだろうか(ぇ)。

モモタロスのまっかっか城の王』第3話

 サブタイトルは「戦え!怪人軍団」。
 て言うかお前ら、ゴーオンジャーの名乗り上げを使うんじゃありませんwwww
 しかもキンタロスがスマイル満開!? 確かに黄色だけど!
 仮面ライダーレイに連れ去られたリュウタロスを救うため、モモタロス達は後を追う! 続きは劇場での完結編で!?

次回は

 音也に名護パンチを繰り出した名護が、ゆりにひどい目にあいそうな予感。