episode:「セブン対ゼロワン!」

 HP上で予告を出し、花火を爆発させるカラフルボマーが世を賑わせていた。アンカーも予告された場所の特定に急ぐ。たがカラフルボマーはゼロワンと組んだ事でエスカレートしていくのだった。
 そんな時、何とゼロワンからセブンへ犯行予告が届き……。

第一感想

 セブンのグラインダー着身がどんどん面白い事に!
 今回はいつものように「カモンベイビー!」と言うのではなく、口を「3」こんな形に。口笛+指を「ちょいちょい」としてグラインダーと着身。
 セブン、お前って奴はwwww
 グラインダーの方も、気のせいかセブンを「ちゃーん」って呼んでる気がする。お前はどこの大五郎だ! 子連れ狼ならぬ子連れケータイか! この親子最高!
 となると、ケイタはバディつながりでお母さん?
 以下感想。

カラフルボマー

 HPに写真を掲載し、そこで花火を爆発させると言う愉快犯。ネットでの予告、と言う点では昨今話題の事件を連想させる。
 そしてこのカラフルボマー、自分の行動を「世界へのメッセージ」と称し、一人で悦に入る独りよがりな人間だった。そこをしっかりはっきりと、ゼロワンが指摘してくれるのはよかった。
 アンガールズ田中卓志氏が見事に気持ち悪い犯人を演じていたのが印象深い。

爆弾処理

 以前の爆弾処理を以上にビビるケイタがリアルだ。そりゃビビるよ、高校生だし! 完全に警察の仕事だし!
 しかし今回もセブンと絶妙な連携を発揮して爆弾処理に成功する。グラインダーを使ったアクション。セブンを掴むケイタなど、しっかり描かれる二人の絆がまぶしい。

熱血桐原

 エージェントとしての腕は抜群だが、嫌味な桐原。しかしその内面はかなりの熱血漢である事は明らかで、今回もケイタを心配して退避命令を無視してビル内に残ると言う熱い所を見せている。
「セブンを置いてきた」とか余計な一言が多いバディのサードだが、裏を返せば、桐原にはその余計な一言が必要が必要なのだろう。あの通り、口が悪いし(笑)。こちらもこちらでいいバディ関係を築いている。

ゼロワンが求めるもの

 独善的な人間に技術を与え、犯罪行為を助長させるだけ、と思われてきたゼロワン。しかし最近、蝶野少年に力を貸すなどそれだけではない所を見せている。
 そして今回、ゼロワンが何を求めているのかが少しだけ見えた気がする。ゼロワンは、バディを探しているのかも知れない。人間とは本当に信頼するだけの価値があるものなのか。人間とフォンブレイバーとが協力する意味や、その効果とは。そういう事を、ケイタやセブンを通して調べているのかも知れない。
 その動きをサポートする人間・間明。彼は現在のゼロワンの行動に、あまり好印象を持っていないようだ。ゼロワンのともすれば人間よりも人間臭い所作に呆れているようでもあるが……?
 間明がゼロワンのサポートをしているのなら、当然アンカー関係者だったのだろう。桐原や滝本。そして上層部ともつながりがありそうなだけに、間明も興味深い。

次回は

 夏休みの『ケータイ捜査官7』。次回は「戦争」と「幽霊」……?