episode:「なかよくなる魔法」
様々なサイトがハッキングされ、意味不明の文章が残される事件が連続して起こっていた。謹慎明けの桐原と共に捜査するケイタ。そこで犯人と思われる少年・蝶野と出会うが、彼が使ったハッキングツールは、何とゼロワンが彼に与えたもので……。
第一感想
野暮は承知でまずはこれに触れておきたい。
うめえ坊を冷凍って何でやねんwwwwwwww
スタッフさんうめえ坊好きだなぁ。
以下感想。
ケイタ父
相変わらずエロい人(笑)。
「まるで滝本だな」
勘任せで捜査に挑むケイタを桐原が評した言葉。ロボットの暴走から滝本に命と引き換えになったような形で救われたケイタ。その遺志を継ぐようにエージェントになって早数ヶ月。まだまだ滝本に及ばないが、滝本似のエージェントに成長している。
今回の蝶野少年との事件では、まさに「かつての自分」を助けてくれた滝本のように、機密情報を漏らしてまで解決した。
二クールはケイタ→セブンと見せ場が代わる代わるやって来ているが、今回はまさに滝本が甦ったような活躍ぶりだった。ケイタ、かっこいい! そういえば、腕なんか結構たくましくなってきていたりしてる。muhuhuhuhu(何)。
なかよくなる魔法
親の都合で引越しと転校を繰り返し、友達なんてできなかった蝶野少年。
彼がゼロワンに望んだ事は「なかよくなる魔法」。他人の注目を集めれば、もう「空気」と揶揄される事も無くなる。友達もできる。そんな蝶野少年なりの、真剣な願い。
そうやって手に入れた魔法=ハッキングツールで書き込んだのが、ゲームで「仲間が全員そろった状態でプレイできるようになるパスワード」である所も、彼が結局、一人ぼっちである事を証明しているようで悲しい。
つながる絆
冷凍庫の中に閉じ込められてしまった少年二人を救うため、奔走するケイタ達。
その決め手が携帯電話での位置検索であり、セブンやグラインダー。そして何より、蝶野少年の「声」であった事に心が温まる。ハッキングツールなんてものでなくても、技術が届ける声は、確かに他者に届く。そして今度こそ、本当の意味で三人が友人になれる事になった事だろう。
「君の心を受信した!」
ゼロワンが犯罪者達の前に現れる常套句が「お前の心を受信した」だ。これは犯罪者や、今回のような蝶野少年のように何かを「望む」心を読み取り、度を越えた力を与えている。
一方セブンも、かつて滝本とセブンがしてくれたように規則を破ってでも「子どもを助けたい!」と言う思いを「受信」し、グラインダーで見事冷凍庫をあける事に成功した。二台のフォンブレイバーが同じように受信する心だが、他人を苦しめるものにもなり、助ける原動力にもなる。
ゼロワンの活動する目的が、「人類がフォンブレイバーをどう扱うか試している」と推測されるのも、苦労せず願望をかなえる事ができるツールを人間が理性で欲望を律し使いこなせるのか。ゼロワンなりに「理想のバディ探し」を兼ねると共に模索しているのかも知れない。
カモンベイビー!
よくよく考えると、グラインダーの開発はセブンが手伝っていたわけだから、セブンにとってグラインダーは自分の子どもみたいなものなのかも。
まぁともっかう、セブンとグラインダー萌えって事で(笑)。
次回は
セブン対ゼロワン! 久々の直接対決!?