『劇場版ポケットモンスターダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』
今年も例に漏れず観に行ってきたポケモン映画。もちろん一人で。
朝一番に行ったからそれほどでも無かったが、やはりそこは対象年齢が対象年齢。ものの見事にお子様ばっか。まぁ、心がお子様だからいいけどな(ヲイ)!
ちゃんとシェイミもゲットしてきた。しかしこいつ、性格が「素直」なくせに「悪戯好き」らしい。おまッそれどんな小悪魔ッッ。
以下ネタバレ感想。
前作の続き
ポケモン映画では珍しく(と言うか初?)「明確に」、今回のストーリーが前回とつながっていると設定されている。
前作のディアルガとパルキアが戦った際に生じた戦いの影響で、現実世界と表裏一体である反転世界に瘴気を発生させ汚染してしまう。これに怒った反転世界の主・ギラティナが制裁を加えるべく両者を反転世界から狙っていた、と言うのがストーリー。
今作では異空間から現実世界に水飲みに現れたディアルガがギラティナに反転世界に引きずり込まれ、戦いを繰り広げる。
『ミュウツーの逆襲』からこっち、どんな映画になろうとも「ポケモンの縄張り争い」と言うテーマだけは一貫しているように思える。その縄張りが地上から宇宙、そして時空間にまで広がって……。
あれ? 人間の居場所は(笑)?
テーマは支え、そして感謝
今回の映画のテーマはこの二つかな?
一つは支え。現実世界と反転世界。二つの世界は決して交わる事は無いが、互いが互いの世界が支えあって存在している。どちらか片方だけを尊重したり、片方を消したりすれば、どちらも存在できなくなる。
一つは感謝。これはかんしゃポケモン・シェイミが象徴するように、この「支え」に関する感謝だろう。
人間やらポケモンやらが支えあって生きている。何気なく生きているようで、見えない所では自分を誰かが支えてくれている。そんな人に、たまには花でも贈って感謝しよう。
この花を贈って支えてくれる人々に感謝する、と言うのがEDで、それぞれの家族に花を贈るシーンが印象的だ。