episode:「激震!グラインダー」
正式なエージェントとなり、やる気に溢れるケイタ。しかし自分一人と思っていた高校生が、アンカーにもう一人いた。開発部に所属する博文だ。彼は水戸の引き抜いてきた若き天才だが、他人に関心を持たず周囲からは浮いた存在であった。
彼の開発した新型ブーストフォングラインダーのテストのため、セブンを貸したケイタだが……。
第一感想
『ケータイ捜査官7』二クールスタート(一週送れだけど)!
正式なエージェントとしてスタートするケイタの新たな日常。今回のエピソードは、それに相応しい一話になっていたと思う。
以下感想。
博文
もう一人の若き高校生ホープ博文が登場。
他人に興味を持たず、昔のヒーロー「シルバーマン」に耽溺するような男。セブンを単なる機械としか見ず、過酷な実験を繰り返す。ケイタが必死になってセブンを守る姿に信じられないものを感じていたが、まるで二人の絆がコアCPUを守ったような結果から、初めて他人=ケイタに興味を示すようになる。
他人とのネットワークから孤立した、コミュニケーション不全の少年として描かれていたが、ケイタとセブンの二人によってそれが少しだけ変化した。これもまた、人間とネットワークが人間を変えた一例か。
ケイタとセブンをつなぐ意味でも結構面白いキャラなので、これからは頻繁に登場して欲しいかも。
グラインダー
新型ブーストフォンのグラインダーが登場!
ブーストフォン初の人型であり、強力な破壊能力を持つ反面、フォンブレイバーにも相応の負荷が発生する厄介なブーストフォン。
何より革新的なのが、半分オートで着身可能である事! これは凄い! 今まで手作業だったのに(笑)。でももうあのセブンの手作業着身が観れなくなるのも寂しいw
今回のゲスト
芸人のゴルゴが登場。拳銃密売組織のボスを怖すぎずギャグに偏りすぎずきっちり演じていたように見えた。逆に芸人の方が、下手な素人よりもバランスがいいように見えるなぁ。
セブンとケイタの信頼
一クールの研修性生活の中で築かれた二人の絆。それはもう、単なる人間と携帯電話の関係性に収まらない。それは互いを思い合い、守り守られる「バディ」である事。
普通の携帯電話が物足りなくて、話しかけたり博文に酷使されるセブンを必死になって守ろうとしたケイタ。滝本の二の舞にはさせないと、危険なグラインダーを使用したセブン。
強い信頼関係と冷静な状況判断。それをきっちり描かれた事で、これまでのケイタとは違う、「エージェント」としての姿が描かれた。
次回は
セブンと幼女の物語。