#13「メモリー・オブ・グローバル」

 謎のジャミングにより、不時着を余儀なくされたアルトとランカ。二人の目の前に現れた第一世代マクロス。それは、かつてバジュラにランカ一人を残して全滅させられた第17調査船団のものだった。
 一方その頃、体調が回復したシェリルはミハエルと共にアルトを探しに行く事に……。

第一感想

 まさに急転直下の超展開!
キラッ☆」とばかりに輝いていたランカは連れ去られ、いい感じだったアルトも、鼻血を噴き出していたゼントラーディも、果てはガリア4そのものすべてがフォールド断層に飲み込まれていく……!
 上げた後は落とす。それはお約束中のお約束だが、こんな落とし方されちゃたまんないんですけど!?
 今日、眠れるのかな……*1
 以下感想。

アルトとランカ(青春篇)

 初めて出会ったシチュエーションに似た状況の二人。 
 水浴びするアルトの、何とまぁ姫指数の高い事よ……ッ! 髪を結ってもらうとか、何ですか。お前らはどこの夫婦ですか? でもシェリルサイドから見ると物凄く複雑。 

政府と民間のつながり

 何とここでルカとレオンのつながりが明かされる。ルカはルカの父親の会社で兵器の性能評価をやっていて、結構責任ある立場らしい。今回ミハエルに貸したのも、その権限からだった。
 だが、それでランカを危険にさらしてしまった事を指摘し、政府と民間の関係が公になってしまう事をレオンは危惧している。
マクロスF』では軍が弱体化している代わりに、柔軟な民間の強みがクローズアップされているが、いくら柔軟でも政府との癒着はまずいのだろう。考えてみれば、移動船の中で犯罪なんて犯したら逃げようもないし、あの世界での犯罪は凄くリスキーな事なのだろう。
 今後、あのレオンが失脚するなんてシナリオも……!?……いやないなぁ。逆にキャシーをものにして、大統領になりそうではあるけど(苦笑)。 

シェリル〜女の意地〜

アルトとランカ」ではなく、「アルト」を助けに行く。そう言うシェリルの中で、すでにアルトが随分大きな比重を占めている事が分かる。
 しかし、アルトからランカを助けてくれと言われれば絶対に助けに行くと約束する。そんなシェリルの「漢っぷり」……ではなく、女の意地に燃えた。シェリル……あんた今ほんといい女だよッ!

バジュラの母艦

 ランカが連れ去られた先は、マクロスの内部に作られたバジュラの母艦。その名の通り、バジュラがこれまで数を増やしていたプラントでもあった。ここで不謹慎にも、「あー触手とか卵とか」と、色々妄想してしまった自分がいた事をここに告白します。だってだって! 普通妄想するよな! あんたも(死ネ)!?
 しかしここで、ランカの過去とバジュラ、そしてこのマクロスの関係が少しだけ提示された。

  • 研究室にバジュラの標本がある。
  • ランカの写真があった。
  • 歌は母親から教わった事。
  • ゼントラーディの血を引くランカに反応する。

 などから考えて「バジュラは人類が作ったプロトカルチャーに属する生体兵器なのでは?」と妄想できる。
 元々人類もプロトカルチャーが作った生物なので、同じように人類が生体兵器を作ったとしてもおかしくは無い。ランカはバジュラをコントロールする、いわばコマンダー的な存在であったのかも知れない。しかし制御できず暴走。その後マクロスを破壊して自然繁殖した……。とさらに妄想を続ける事も出来る。
 まぁ今の段階では本当に妄想に過ぎないので、適当に流す方向で。

アルトとブレラ(敗北篇)

 共にランカに強く惹かれている二人。今回はアルトとブレラ、初めての本格的な空中戦が描かれた。
 その結果は、アルトの惨敗。一度目はミハエルに、二度目はグレイスに助けられると言う屈辱の展開に。おまけに(アルトはランカに)「ふさわしくない」とまで言われ、もはやアルトに立つ瀬なし。
 フォールド断層から脱出してのリベンジに期待。

グレイス

 どこまでも怪しかったグレイスが、今週、ついにそのベールを脱いだ! って、コレはもはやインプラントとかどうとか、そういう存在じゃないー! ブレラと同じ、全身機械でもはやサイボーグだ。 
 今回の目標は、「先遣隊と銀河の妖精を殺したバジュラ討つべし」と言う機運を高める事だったらしい。
 シェリルの体調不良やジャミング(多分そうなんだろうが)、その上、ディメンションイーターでガリア4ごと破壊する。その行為は、もはや非人道なんて言葉では到底表しきれない。だってもう惑星規模だし!
 あれだけ派手にやったら彼女自身もただではすまないが、どうもそれは最初から計算の内らしい。レオンと接触したのは男性体だったから「複数のボディに同一の頭脳」とか、彼女だったら驚かない。中の人、永遠の17歳だし(コレはこの際関係無えよ)。

次回は

 アルトは助かるのか!? そしてミハエルの伸ばす手は届くのか!? そんな気になる所で終わった次回は、フロンティア船団にもバジュラの脅威が迫る!

*1:眠れませんでした