episode:「黒いケータイ」

 死んだ滝本のために、アンダーアンカーのエージェントとなったケイタ。しかし彼を待っていたのは、エージェントと言う名前の響きからは程遠い研修生生活だった。ゼロワンの周波数をキャッチしたアンダーアンカーはケイタとセブンを向かわせる。

第一感想

 お側に一台フォンブレイバー。
 ああ、自分もセブンに起こされたり生活に口出ししてもらいたい……! いや、きっと鬱陶しいのだろうけども、セブンなら我慢できる(ぇー)。ポーズとかとってもらいてぇ!
 以下感想。

本当のケイタ

 クラスメイトのや優璃やエージェントの瞳子、果てはセブンまでふて腐れた態度で接して心を開かないケイタ。
 しかし対照的に、ケータイ電話越しの昔の仲間には心を開いて笑顔で会話している。
「どちらが本当のケイタなのか?」と言われるほどで、「文句ばかり」とも評され、決してエージェントとしてやっていけるはずも無い。
 それでも、身を挺してセブンを守ったり、ゼロワンを追うよりも破壊されたシーカーを直す方を優先させたりと、やはりその根底には優しさがある事が分かる。
 現状に迎合する事を諦めてふて腐れきっていても、目の前で他人が(それが「物」であっても)放っておけない。ある意味王道を行く熱血漢。 

アンダーアンカー

 サイバーテロと戦う非合法(?)組織アンダーアンカー。
 今回ケイタをエージェントとして迎えたのは、「ネットの恩恵を受ける世代の視点を受け入れる」と言う意図があるらしい。それにしても、エージェント同士仲が悪いこと悪い事(苦笑)。全員で首を傾けていたり、ある意味仲がいい所もあるのだがw
 ある意味サードが一番の苦労人ってどうよ。

ゼロワン

 前回、そして今回とサイバーテロを引き起こすゼロワン。
 かつて自分のバディを殺害してしまった? と言う事件から、守る側から壊す側へ華麗に転身したらしい。
 バディの認証、協力があってこそ自分の能力を最大限に引き出すことの出来るバディ携帯であると言うのに、自前でブーストフォンを装備して潜入工作を行ったりと、
かなり高い自由度を持つようだ。
 ある意味、昔からある「機械の反乱」ものでもあるこの作品。ゼロワンはその象徴でもあるキャラクターだが、体の小ささで損をしていたり、変なところで抜けているのがちょっと日本っぽい所かも知れない。

次回は

 仮面ライダーナイト……じゃなくて、エージェント・桐原が登場。