木下聡志 『ドラゴノーツ -THE RESONANCE-』
ドラゴノーツ―The resonance (ジャンプコミックス)
- 作者: 木下聡志
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/02
- メディア: コミック
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『ジャンプSQ』に連載されていた全六話に書き下ろしイラストを加えた内容となる。
帯にはジン役の小野大輔氏とガーネット役の平野綾さんの「推薦!絶賛!」コメントが書かれてるが、そこはトア役の茅原実里さんにしといた方がよかったのではないだろうか……?
そんな事はどうでもいいとして、以下感想。
ストーリー
アニメ本編とは一八〇度違ったシリアス(?)と言うかハードな印象を受けるストーリーとなっている。
- ドラゴンが地球に襲来
- ジンとトア、二人の絆
アニメと同じこの二つをメインとしつつも、まったく違ったものになっているのが印象深い。
キャラクター
何せコミックス全一巻なので、ジンとトアの二人の活躍が中心となって描かれている。つまり、他のキャラは相対的に出番が少ないという事にw
ギオなんて単なる野生児(苦笑)。まぁそれだけに、アニメでは思いもよらない他のキャラの姿を見る事ができるのが魅力だ。
ギオ、カズキの二人がパートナーとして成立していたり、アーシムとガーネットがドラゴノーツの仲間になっていたりと、どこをどうしたらそうなるのか、ちょっと判らない所が面白い。
そして、本作におけるジンとトア、そしてオリジナルキャラクターとなるベルルムは本編とはまったく性格が異なっている。
ジン
一言で言うと、ツンデレ。
家族を失いISDAのドラゴノーツとして仇であるドラゴンを倒す、根暗で誤解されやすく、パートナーであるトアにも「とんま」呼ばわりする乱暴者。
しかし一度周りの人間に危機があれば身を挺して他人を守り、誰にも見えないところでトアにデレる。多分コミック版のジンがアニメ版のジンを見れば、恥ずかしさのあまり卒倒するw
トア
アニメ本編における「悲劇のヒロイン」的なトアとは違い、底の抜けたような天然ボケの性格にチェンジ。もちろんその分、積極的過ぎるくらい積極的にジンに迫りますとも(笑)。
具体的に言うと、壁をぶち抜いてジンの部屋に忍び込んで、ベット占領。
しかし王子様的性格にはいささかの変化も無く、むしろ男前度が六割ほどアップしているのが特徴。好物は白飯。