第14話「威風堂々・電撃パープルアイ」
一九八六年。
イクサに変身した音也は次狼を追い詰める。しかし、イクサに変身した事による負担は確実にその身を蝕んでいた。ゆりの前では強がって見せる音也だったが、その裏では苦痛に必死で耐えていた。イクサを奪い返すため、次狼はラモンを手を組み音也を狙う。
二〇〇八年。
渡は健吾と共に、三宅に渡す金を作るためのバイトに励む。だが、三宅が夢を持つ多くの若者を喰ってきたライノセラスファンガイアだと知った渡は怒りキバに変身する。
第一感想
ようやく、素直に面白いと思えるようになった(暴言)。
戦う理由が本能だとか、自分の弱みを糊塗するためどかよりも、やはり友達の夢を弄ばれた怒りで変身して戦う、と言う方が楽しめる。まぁ、あくまで個人的好みだし、「今までがあったから」楽しみだと思えるんだろうけれども。
以下感想。
愛をどうぞ
あまりに音也らしい留守電で吹いたwwwww
しかし、その言葉の裏に隠された音也の行動を思えば、胸がきゅんと締めつけられる(ヲイ)。でもなー音也は本気で惚れてもきっと不毛なんだろうなー。花だの実だの結ぶのは、きっと音也の方から惚れてる時だけなんだろうなー。何だこの感想w
痩せ我慢こそ男の子の花道!
イクサの反動で苦しむ音也。しかしそんな姿は決してゆりの前では見せない! ゆりの前ではいつものようにお馬鹿ちんな音也のままで、その変化を決して悟らせない。
まさに痩せ我慢こそ男の子の花道! を体現する音也に惚れる。
イクサで一号っぽい変身ポーズを決めるのも、そんな音也だから許せる事。まったく、おとやんには敵わんぜw
三人のモンスター達
人間社会でひっそりと暮らす次狼、ラモン、力。ラモンに至ってはあの外見で一〇〇歳オーバーと、その苦労を偲ばせる。
どうもゆりの事を「強い女」と認めたで「子孫いっぱい生めそうだね!」と無邪気に評価。「あんたら子孫って……」と呆れさせる一幕だが、自分達の血を継ぐ者が生まれてくる、と言う事が本人達にとっては死活問題である事を知る事のできる一幕だ。
僕、参上
モモタロスのルーツがこんなところにっ(笑)。
音也イクサに敗北を喫した次狼が打った手は、ラモン達と共に数を頼みに攻める事。イクサが未完成である事も手伝って、早くも音也イクサ大ピンチ!……あれ? こんな状況、先週も見た気がする。そして、開始数分足らずでそこから脱出した某ウルフェン族を今週見たようなw
新たなイクサの力
時代は流れて現在。荒れて落ちぶれやさぐれた名護に新たな力が。どう自分を誤魔化すのかと思ったら、「自分が負けたわけじゃない。名護啓介とイクサは別の存在だ!」と、小学生のような理屈で自分の敗北を誤魔化した名護に、新たな力=パワードイクサーが与えられる。
キャッスルドランに対応するメカドラゴンの登場で、名護が再びイクサとして復活する日も近い。
それにしても、やさぐれ名護に対応する嶋と恵の対応があまりに大人と言うか、適当で吹いたwww
「はいはい」
「判ってる判ってる」
うーん、理想のお返事。
夢の墓場
三宅=ライノセラスファンガイアは夢を持つ若者にデビューさせてやると甘い言葉を囁いては金を奪い、殺害挙句、遺品をコレクションしていた。
まさに夢の墓場。あまりの趣味の悪さと、二二年と言う年月の間にさらに増えた被害者達の死に様を思うと怒りがこみ上げてくる。まさに渡が怒りのまま戦うにふさわしい、最も下種なファンガイアだった。
それにしても、氏の演技力は異常。一瞬タモリと間違えたよ(ぇ)。
ドッガフォーム
ようやく登場ドッガフォーム!
第三のフォームなだけあって、上半身が大きく変化するデザインや、ドッガハンマーとトゥルーアイのギミックなど、凝ったものになっていた。
でも、あの必殺技って、「俺の必殺技」に見えてしまうのは自分だけなのだろうか……(苦笑)。
友情の行方
渡と健吾の友情は、結局どこか宙ぶらりんな形で放置されたまま終わってしまった。
渡は健吾の事を心配していたのに、健吾には「絶交」されてしまった。健吾は健吾で、デビューに焦り、渡とは絶交して、信じていた三宅には裏切られてしまった。
渡がこれまで育んできた友情は決して無駄なものではなかったはずだ。はずだが、やっぱりこんな形で、決して綺麗なままでは終わらなかった。この友情が報われるとすれば、今後、健吾の出演があるかどうかで決まる。決まるが、登場するのかなぁ……。このままブラックアウトしても、それはそれで容認されそうな空気ではあるが。
次回は
いよいよファンガイア側にもボス的存在が登場! あれ? 昔、星の戦士だった人がw