第12話「初ライブ・黄金のスピード」

 一九八六年。
 ゆりが切望したイクサであったが、装着者は次狼であった。どうしても自分が装着者になれないゆりは、音也をデートに連れ出すが……。 
 二〇〇八年。
 イクサに敗れたキバは岸に流れ着いていた。助かったものの、左肘を痛めてしまう。健吾の提案で、渡がボーカルをやる事になってしまう。

第一感想

 名護があまりに新世界の神思考で吹いたwwwww
 脚本に、そして役者さんい釣られるのは承知の上で言うと、そんな名護がキバに負けた事が嬉しくて嬉しくて仕方が無い(コラ)。もう二度と登場しなくても結構よ? とさえ思ってしまう。まあ、まだイクサのドラゴンやらフェイクフエッスルやらが出てきてないから、まだまだ出番はあるんだろうが。
 渡が抱いてた名護への理想の父親像なんか全部嘘っぱちだった。友達は傷つけられ、音楽を蔑視し、自分の音楽を奏でるよりも他社の音楽を圧殺する出来の悪い指揮者みたいな男。マシンキバーに巻いていた名護のマフラーがほどけていった事と、オーディエンスを前に渡が本能に身を任せるように歌い始めたのが鮮烈に残る。
 以下感想。

音也とゆりのデート

 デートと言うか、ゆりの憂さ晴らしに音也がつき合わされただけと言うか。
 普段の強くも凛々しいゆりとは違い、イクサへの執着が捨て切れなくて音也を振り回しているだけ。そんなゆりから一度は離れながらも、ゆりのために次狼に頭を下げる音也が男すぎる。
 名護のイクサへの執着とはまた違って、ゆりの執着は母親への無念が根っこにある。醜い執着だが、名護みたいな弱虫の正義とは一線を画すものがそこにはある。
 それにしても、じゃばじゃば水落した二人だった。まだ寒い季節なのに、大変だ。

次狼、倒れる

 一九八六年段階では、イクサは未完成であり、装着者に多大な負担を強いる。その負担をすべて自分が肩代わりし、完成した暁にはイクサをゆりに譲る。だから自分を支えてくれ。そういう次狼の姿にまじ惚れしそうになった。気がつけばだくだくと鼻血が(以下略)。
 しかもファンガイア関連では嘘を言ってないんだよなぁ……。それでもまだまだ、心の底は分からず、一筋縄ではいかない気配を感じさせるのは演技力の賜物。

ブロンブースター

 バイク強化モンスター・ブロンブースター登場。さすがにあれはCGかー……。
 これから何回出番がある事やら……。 

次回は

 ダディ・ファイト!? 音也がファイトー!? うわ、これは楽しみっ!