GP-07「相棒アミーゴ!」

 地下を移動する二体の蛮機獣が現れた。二手に分かれた敵を追って同じく二手に分かれるゴーオンジャー達。走輔、連、早輝ら三人は蛮機獣ボンベバンキと遭遇するが、範人、軍平達が遭遇したのは伝説の炎神・ジャイアン族のキャリゲーターだった。



 六体目の炎神に加え、二号ロボが早くも登場!
 以下感想。

キャリゲーター

 登場した大型炎神その名もキャリゲーター。キャリアー+アリゲーターと、スピードルら同様わかり易い上にビジュアルのインパクトにも溢れた好デザイン。おまけに声優さんは、津久井教生氏! 『アバレンジャー』のヤツデンワニに続いてまたもワニモチーフのキャラ担当って、もう、スタッフさん狙ってるんだからッ!

今週のガイアーク

 真っ当すぎるくらい悪の組織やってるガイアーク。今週はトラブルをチャンスに変える小回りの良さを魅せる。

三幹部

 偶然出会ったキャリゲーターを、ゴーオンジャーの裏切り者だと偽情報を送って同士討ちを狙う。そんな機転の良さが素敵だ。ボンベバンキの口調が伝染したり、「最初から敵でおじゃるよ?」などと律儀に突っこんだり、憎めない三バカ悪役の鑑のような連中だ。
 それにしても、レーダー上での反応が炎神と同じと言うところは、やはり同じ機会生命体なんだナァ。

ボンベバンキ

 エンジンオーを錆びさせる作戦を実行するため、逃げたフリ! と、中々知性を魅せるボンベバンキ。個性溢れる蛮機獣には毎週やられるばかり。確実に毎週登場する蛮機獣が楽しみになりつつある自分が怖い……!

熱い魂

 ゴーオンジャーと言う正義ノミカタを決めるのは装備じゃない! 無茶ナヤツラを突き動かす正義の心なのだ!
 そんな主張の一貫性の爽快さが魅力の『ゴーオンジャー』。
 巨大な炎神よりも、さらに巨大なジャイアン族であるキャリゲーターをして「小さい生物」と言わしめる人間達。ガンパードとはイニシアチブを巡って喧嘩だらけの軍平と、種族の差を超えて気の合う相棒関係を形成している範人の二人が、キャリゲーターを相手に人間の熱い魂を見せつける! 
 メットが脱げるおかげで、軍平達の熱さが直に伝わってくる。変身前と後の距離の近さを活かした名シーン。
 炎神とのパートナー関係はあくまで同等で、例えばエンジンオーもスピードル達が勝手に合体を強制的に解除したのも印象深い。

ガンバルオー

 キャストまで錆びついてしまったスピードル達。巨大戦を戦えない走輔達のため、ガンパード、バルカ、キャリゲーター、範人、軍平の五人が合体し、二号ロボ・ガンバルオーに!
 一号ロボのエンジンオーと違って、顔が横のラインで並んでいるのが特徴か。バルカもガンパードも腕に武装するタイプだから、いきおいそうならざるをえないのだが。
 しかし、ガンバル(頑張る)とガンパード+バルカでかけたネーミングは単純でいて巧い。
 ジャイアン族はあらゆる炎神をつなぐ事ができる。と言う事で、早くも六体合体への期待が強まる。
 それにしても、「学校で習った」って……あるのか、学校ッ!?

次回は

 エンジンオーガンバルオー、早くもそろい踏み!