『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その29「グダグダヘレヘレ!ショッピング」(DVD『獣拳戦隊ゲキレンジャー』VOL.8)

 臨獣拳との戦いを終わらせる事もできると言う獣拳の秘宝・操獣刀。しかしそれを託されたケンは、遊ぶ金欲しさに骨董商を営む老婆・含韻に十万円で売ってしまっていた。
 レツを財布代わりに、共に買い戻そうと中華街までやってきたケンだが、含韻には「激獣拳を学ぶ人間には売らない」と言われてしまい……。



 未視聴感想DVD八巻パート。
 ケイ・グランド氏のサブタイトルコールの発音が素敵w
 以下感想。

ケンと言う男

 修行その28で登場した激獣拳の隠し玉・久津ケン。今回のエピソードも、ケンをより深く描くエピソードになっている。
 ケンが操獣刀を売った老婆・含韻。彼女はかつてバット・リーに命を救われ、恋仲にもなった。しかしバット・リーは彼女の前から姿を消し、それがきっかけで含韻は激獣拳を憎むようになってしまう。
 そんな彼女のために、含韻を背負ってバット・リーの元へ連れて行く。香を使い、別れた時と同じ若い頃の姿を演出するなど、心憎いところを見せている。

「女の子の涙はさ、嬉し涙以外この世から失くす、それが俺の夢なんだよね」
「いくつになったって、恋してる人は素敵だよ!」

 こんなセリフをさらりと言える余裕が、ケンの魅力だ。

最もウケた場面。

 喋るパンダを見て動揺するレツに対してケンの反応。

レツ「パンダが、しゃ、喋った!」
ケン「そんな珍しくねえよ。会社に行きゃあゴリラとかペンギンとか」

 確かに、珍しくない(笑)。
 そんなレツが実にさり気無く、レツが椅子を使ったアクションを披露したりと、ファンタスティック・テクニックの技が光る。