#22「トランザム」
GN-Xを手にした国連軍は、ガンダムを殲滅作戦「フォーリンエンジェルス」を発動させる。軌道エレベーターを抑えられ、プトレマイオス、トリニティ各チームは手詰まりに陥ってしまう。
それでも刹那達はソレスタルビーイングのガンダムマイスターとして戦争根絶を諦めてはいなかった。スローネと人革連GN-X部隊の戦いを「紛争」と認定し、刹那はエクシアとGNアームズと共に地上へと向かうが……。
『機動戦士ガンダム00』第一期も残り一ヶ月を切り、まさに怒涛の展開!
一分ごとに驚愕の展開が繰り広げられ、もはや一切行方不明な状態に!
以下長ったらしいので感想省略。
今回のエピソードで描かれたのは、神から人へ、GNドライヴのすべての力が移行された事。
ヴェーダとイオリア・シュヘンベルグの意思の下でこれまで活動してきたガンダムとガンダムマイスター。GNドライヴの輝きは、マイスターの物ではなく、イオリアのものだった。
しかしイオリアの計画がアレハンドロ・コーナーとリボンズに奪われた事により、その光は神から人間の手に移行した。
ガンダム=天使とするならば、イオリアは神とも言える存在だ。しかしこの神は、人間の支配を良しとはしない神だった。何百年経とうと戦いをやめようとしない人間を、それでも信じている、または信じたい。それがイオリアの本音だった。イオリアもある意味で、一人の人間でしかなかった。
統一世界とその世界の抑止力となるガンダムを配置する。
そんな御伽噺めいた事を実現させるために、何百年もかけて活動してきた、刹那並に思考がトんでいる男だった。
世界は変わらなければならない
その信念の下、掌握されたヴェーダすら捨て去り、マイスターの手にGNドライヴのすべてを譲り渡したイオリア。その結果、刹那が手にしたトランザムシステムは、全身真赤で超高速機動を実現し、ガンダム最強説を改めて見せ付けると同時に、神の如く光が人間の手に渡った事を示した。
こらそこ! 「赤い○星」とか言わない! あれはガンダムじゃないから、せっちゃんはいらないはずだ(誰だ)!
戦争を根絶させる抑止力としてのガンダム。それがイオリア・シュヘンベルグが求め、刹那が恋焦がれる(多分本当)ガンダムの姿。
しかしそのガンダムが、あの戦争狂サーシェスの手に渡ったから「さあ大変!」 そんな言葉で言い表せないほど大変だ!
ガンダムマイスターになるためだけに生み出されたトリニティ三兄弟。しかしサーシェスとその背後のスポンサーに「生贄」にされたマイスター達の中で、最も早く死を迎えたトリニティ。
ミハエルは撃ち殺されスローネツヴァイを奪われ、ミハエルはそのスローネツヴァイでスローネアインごと撃ち殺される。「悪役」として視聴者から蛇蝎の如く憎まれてきたトリニティ三兄弟も、こうなったら哀れなもの。ネーナを残し、兄弟はチームトリニティは事実上全滅してしまった。
- ガンダムは戦争をするための兵器と言う戦争狂サーシェス。
- ガンダムは戦争を根絶するための存在だと言う刹那。 彼等二人とそのイデオロギーを目の当たりにして、たった一人生き残ったネーナがスローネドライで何を為すかが気なるところ。プトレマイオスクルーになるのか、それとも兄弟の敵を討つために狂気のまま世界に戦いを挑むのか。
ソーマ、サーシェスと連敗ですっかり負け癖がついた事、スローネドライがサポート型のガンダムである事を考えると、プトレマイオスに身を寄せる方が賢いようにも思うが……。
ガンダム側に大きな動きがある中、世界も大きくうねりを上げて動き出す。
各陣営エースパイロットも動きを見せ始め、グラハムなんかはフラッグに擬似太陽炉を載せようとしている。あ、それはいいんだ(笑)。またフラッグが売れるナァ、と悪い事考えてしまってごめんなさい。でも、フラッグの前に早くイナクトを発売して欲しいんだ……。
そして、一番懸念されていたロックオンのケガ。利き目の負傷で眼帯装備と言う命は助かったものの精密射撃を専門とするロックオンには致命傷。
そんなロックオンを心配するフェルトだったが、ティエリアを元気づけるロックオンの姿に「誰にでも優しいんだ」と沈む彼女だった……。
……ちょ、フェルトー!? まさか恋のライバルがティエリアになるなんて(違)! 誰がこんな事を予測できただろうか。ぱっと見る限り、ティエリアはツンデレの予感がする(ぇー)。
どうでもいいけれど、隠れたフェルトが間男っぽいとか思ったのは自分だけでいい。