第23話「行くぞ 最後の戦いだ」

 月落下を阻止してから一週間。大グレン団は決戦のため、アンチスパイラル本星を探していた。そんな時、ロシウが地上復興のプランをキノンに託し姿を隠してしまう。シモンとキノンはロシウを探し、彼の乗った機体を探すが――。



『劇場版天元突破グレンラガン』の公開も決定! シモン達の活躍は終わらない! ってなわけで第四部スタート! タイトルもカミナ→ニア→ロシウと来て、最後にシモンへと。今回はこれまでのアンチスパイラルとの決戦の前にこれまでのまとめと、地上の問題処理と、シモンとロシウの問題の解決。 




 まずはこれまでのまとめから。

  • 月に偽装されていたのは地球螺旋族の旗艦カテラドル・テラ。
  • 元々螺旋族だったアンチスパイラルは無限に進化し続ける力・スパイラルネメシスを恐れ螺旋族に反逆した。
  • ロージェノム達はアンチスパイラルの本拠地を見つける事ができず敗北する。
  • ロージェノム達は敗北し、地球に敗走。アンチスパイラルに人類殲滅プログラムを設置され、その後生き残った人類を地下に押し込めた。

 ……なんて事をリーロンが説明してくれるのだが、大グレン団のメンバーは難しい事分からない、とばかりにクラクラ(笑)。要は、

「恋」と「気合」で宇宙を変える!

で理解されてしまったのがらしいところwww
 しかして今回のキモはコレではなく、シモンとロシウ、二人の確執めいた関係の終焉。
 アンチスパラルの魔の手から人類を助けるためとは言え、多くの人々を犠牲にしてしまったロシウ。彼が最後に選んだ場所は、その魂の半分がそこにあるというアダイ村。
 五〇人しか住めない村で、生き延びるためには他人を犠牲にする事と同義だった。そこでロシウと同じように人々を犠牲にしてきた司祭から貰った経典が、実は誰かのいたずら書きだった事が分かり、それも面白いと言う司祭と、それを認められないロシウの差。
 あるいは余裕、とも言えるものがロシウには足りない。こればかりは、年齢の差と言うものか。
 自分を許せず拳銃自殺しようとするロシウを追って、空間まで超越してきたシモンとキノンとグレンラガン
 シモンをカミナが殴った時のように、同じくロシウをぶん殴るシモン。第三部でも描かれてきた、世代交代と言う事が描かれた一幕。キノンとの仲も少しだけ進展か? と思わせてくれた場面だったが、ロシウは関係を「男女」じゃなくて「一般論」に落とし込んでいるんだよナァ……。この朴念仁め(笑)!



 ロシウを見つけた時に使用された螺旋界認識転移システムを使い、ニアの指輪を認識してアンチスパイラルの本拠地へ。
 カテラドル・テラを超銀河ダイグレンと改名し、ヨーコやらシモンやら、あたら恥ずかしい(ヲイ)宇宙服にコスチュームを変え、大グレン団の旗も高らかにいよいよ決戦!  



 ……そうか、アーテンボローって「あわてんぼう」からかッ!