#21「滅びの道」
三〇機のGN-X(ジンクス)が各国に配備され、ついにソレスタルビーイングへの反撃が始まった。人革連はトリニティを。ユニオン、AEUは共同でプトレマイオスを襲撃する。各ガンダムチームはそれぞれ迎撃のため出撃するが、GN-Xの数と性能に苦戦を強いられる。
今回のエピソードで、プトレイマオスクルーがついにヴェーダから独立した。
アレハンドロとリボンズによる策略によるもので、これではっきりとヴェーダがあくまでコンピュータにしか過ぎない存在である事が逆に判明する。
今週も例によって長いので……以下省略。
「地球とソレスタルビーイングの両方を手に入れる」。
アレハンドロ(コーナー家)の野望のため、望まぬ滅び、唐突な裁きを受ける事になった刹那達。ヴェーダとのバックアップも絶たれ、それぞれ絶望の縁に立つ。特に刹那とティエリアはそれが深い。
刹那は夢の中でマリナに「もう戦わなくていい」と言われ、自分が無意識の内に「ガンダムマイスターをやめたい」と思っているかもしれない事に思い悩む。
銃を持って戦場跡に立つ刹那、花、マリナと、第一期OPから続く夢の内容だが、むしろ刹那の中で平和の象徴的なものとしてマリナが存在している事の方に驚く。さすが寝床に忍び込んだだけの事あるな(最悪だ)!
「ガンダム」として戦うために、叫ぶ刹那にリンクしてGNドライヴが再稼動するシーンではお約束ながら燃える。
誰よりもヴェーダに依存して高い位置に立っていたティエリア。今回ロックオンにかばわれた事で、ヴェーダ→仲間へとシフトしていくきっかけになるのだろう。
GNアームズ。スタンドアローンオペレーションシステムの構築とヴェーダから離れていくプトレマイオスクルー。このままトリニティとも合流して、最後にはソレスタルビーイング対国連軍との戦いになっていくのか。
アレハンドロはマリナからの太陽光発電の事で信用を得てそうなので、そうなったなら刹那にはキツい展開になりそうだ。
絹江がほんとに死亡。さすがこの辺りは容赦無くやる。
沙慈は暴力ではなく、情報を駆使してソレスタルビーイングの理念の裏に隠されたイオリア・シュヘンベルグの真の目的を明かすキャラになるんだろうなぁ。
今週のコーラサワーも大活躍。グラハムもびっくりな大迷言のオンパレード。
「古傷をえぐるな!」「ぼ、暴力反対……」「やっちまいなぁ!」
など、ヘタレからヘタレにしてヘタレまで、よりどりみどりだ。……あれ? ヘタレばっかりw
GN-Xを駆り、ユニオン軍と合同でガンダム相手に大奮戦なコーラサワーだが、何とその動機は「カティ大佐のキッス」らしい! 大佐、貴女、食事の席でコーラサワーに何を吹き込んだんですかwwwww
コーラサワーはお馬鹿ちんだから、「キッス」なんて言われたらそりゃ頑張る(笑)。すっかり子犬状態になってしまって……あらら? コーラサワーの頭とお尻に耳と尻尾が見えるwwww
「パトリック、来い!」と呼ぶカティ大佐は、恋人を通りこして飼い主の風格だ。
さて、『ガンダム00』のキャラクターの髪の色が現実にも存在する自然な色であるのに対し、フェルト、ティエリア、リボンズの三人の髪の色がいかにも人工的で、それが「彼らがヴェーダによって造られた人造人間であると言う証左」と言う意見を各所で見かけた。
そしてそれを裏付けるような事実が今月の外伝で明かされた。
ヴェーダは計画の円滑な実行のため、人間を理解するために端末を作る事にしたようだ。そしてそれは、本人もそうと知らぬ形で人間社会に溶け込んでいる(互いに連絡するためにはヴェーダを介さなければならない)。
とすれば、フェルトら三人はヴェーダによって造られた生きた端末、であると考えられる(フェルトに関してはまだ灰色。第二世代マイスターには赤毛がいるので)。
フェルトはロックオンと触れ合う事で柔らかくなり、ティエリアが刹那、ロックオン、スメラギさんの生きる姿から人間について学んでいるので、それはある意味順調であるように見える。しかしリボンズはアレハンドロに協力し、そのヴェーダを乗っ取ろうとしている。
ではその動機は何なのか。
人間社会で暮すうちに、世界の汚さが目に付いてどうにか〜なんて中二病的な動機だろうか。
はたまた「大人は嫌いだなの「大人」がヴェーダなのだとしたら、実は反抗期なのかも知れない。
だが単なる反抗期の延長でアレハンドロに拾われるように仕向け、現在の状況に持ち込んだとすれば……。まさにこの一言しかない。
ふざけんなー!
次回もコーラサワー、カティ大佐のキッスのために大活躍!?