『おねがいマイメロディ すっきり♪』第45話「チョコっとすっきり!?」
季節はバレンタインデー。バクはチョコを貰えない負け犬荘のみんなでおでんの会を開こうとしていた。だが、予想に反して負け犬荘の住人は結構チョコを貰っていた。
絶望したバクに黒音符が取り付き、バクは負け犬仮面に変化。街中のチョコを横取りしてマリーランドに逃亡してしまう!
おやっさん……ッ(涙)!
貴方は泣いていい。泣いていいんだ……ッッ!!
負け犬仮面となり、チョコレートを持って逃亡するバクに対して召喚されたおでん屋台のおやっさん。そんなおやっさんの、
「ただの一度たりとも女性からチョコを貰った事はない!」
「ただの一度も無い!」
「ただの一度も無い!」
「ただの一度も無い!」
この魂の叫びに全日本が泣いた。ハート型の煮込みおでんは涙の味でしょっぱいぜ……!
おやっさんの魂の叫びに共鳴してすっきするバク。しかしチョコレートを貰えない男の言葉でちゃんとすっきりするはずもなく、あくまで「チョコっと」すっきりしただけであった。
ちょっとぉ、これ最初に思いついた人はどんなに残酷な思考回路してんの(涙)!?
そんな負け犬バクはさておき、今回はバレンタイデーを過ごす幸せな人々の肖像が描かれる。負け犬荘の住民達、先生二人は、生徒から義理チョコを貰えるので実はそんなに苦ではない。
柿崎に至っては、もはや語る必要も無い入れ食い状態。ああ、そういえばこの男、モテたなぁ。――柊の次に。
そして柊は、静かなバレンタインデーを過ごすため、マリーランドに逃げ込んでいた。しかしこの男に平穏無事は訪れない。やはりテーブルを蹴り上げて、ふらふら唐草模様の傘で力無く帰るに終わる。
さぁ、メインはやはり歌×駆。
両思い一年目。イベントのたびにこんなどきどきもののドラマを展開されたら、その、なんだ……困る(笑)。
もうね、あれです。駆がいい男過ぎて困る。
指紋ベタベタ。包装メチャクチャ。チョコはグチャグチャ。手作りチョコの闇を立派に受け入れやがった……! しかもほっぺにちゅーって! ほっぺにちゅーって! おまけに歌の事を名前で呼びやがって! ちくしょう! この少年は(悶)! 嫁にしてぇっ(何)!!!
次回は負け犬荘の闇鍋パーティー。クロミ様が鍋の具に?!
……クロミ様。一分の一チョコレートは、重いです。いろんな意味で。