第十六話「赤い槍」

 皆の足手まといにならないようにと一人トレーニング中のいつきは、トンネルの中で突如として悪霊に襲われる。いつきの窮地を救ったのは、隻蓮と言う虚無僧。彼はアストラルの社員の一人だった。
 彼に教えを乞い、体術を学ぶいつきを突如として呪波汚染が襲う。




 今回は、いつきが初めて自分一人の力で事件を解決した記念すべきエピソード。いっちゃん、おめでとう!
 皆の足手まといにならぬ様にと一人トレーニングに励み、隻蓮さんから体術を学んだいつき(「才能無い」とばっさり言われてる……)。
 しかしその本当の理由は、妖精眼に依存しないですむようにしたかったから。
 これまでのエピソードで散々危険性が指摘されている妖精眼。しかしむしろ、今回のエピソードでは妖精眼と共存していくべき、と言う新たな道が示される事に。
 ユーダイクス戦でも使用した「眼帯越しに見る」と言う間接的な方法とはまた違い、誰かに指示するのではなく自分の体を使って直接相手と戦える、そんな手段の提示。
 ラストの夜明けが示すように、いつきに新たな道が開けた瞬間。
 あれ? それにしても、悪霊との戦いでは、立派に常人を超えた身のこなしを見せていたような気が……(笑)。眼帯を外した「社長命令」モードでもやはり運動能力が向上していたフシが見られるので、使用中は能力にブーストがかかってるって脳内保管。それも含めて妖精眼と共に在る、と言う事である、はず。きっとw




 ユーダイクスに続いて新たに登場した伊庭司時代のアストラル社員、隻蓮さん。原作同様、彼のキャラクターと服から四次元僧衣(笑)から飛び出してくる武器の数々はアニメでも健在。
 猫屋敷さんの先輩だけあって、猫屋敷さんを「蓮」呼ばわり。大人になってナマイキになった猫屋敷さんに先輩顔など、以前の関係性にニヤリ。
 そして、さり気無く描かれた影崎さんとアストラルの関わりあい。実は影崎さんも旧アストラルの……と言う設定。それはアニメでは描かれる事は尺の都合もあって無さそうだがはてさて。




 今週も、変わらず女性陣に愛されているいっっちゃん。今週も穂波のツンとデレ、まなみのメイド姿、みかんのストレートさとか、見ていて軽くいっちゃんに殺意を覚えたほどです(ぇー)。まぁ、いっちゃんだからいいのですけれど。
 アニメ『レンタルマギカ』の法則、「先週のエピソードの内容の一部を引き継ぐ」に従い、またもいつきと一緒に呪波汚染に巻き込まれたまなみ。自分のイメージを変化させて自在に服装を変化させている……と言う設定だったはず。あの、その、無防備にその姿で空を飛ぶのは危険だと思いますッ(どこを見ている)!
 あぁ、よくよく考えると、アストラル関係者で空を飛んでいないのはみかんぐらいで、他の皆は大体空を飛んでいる(笑)。何か、違う意味で凄さを感じる。




 二クールに入り、どんどん原作第一部後半の内容に踏み込んでいてこちらが無駄にドキドキ。ラストは一体どうなるの!? 次回はソロモン七二の魔神の反乱エピソード!
 それにしても、相変わらず次回予告の黒板の遊びと三輪先生の一言が暴走気味。「そんなの関係ねえ!」はひどいです、先生wwwww