清家未森『身代わり伯爵の挑戦』

身代わり伯爵の挑戦 (角川ビーンズ文庫)

身代わり伯爵の挑戦 (角川ビーンズ文庫)

 読書マラソン3・七十九冊目。
身代わり伯爵』シリーズもいよいよ三冊目。
 今回は、ミレーユが家業のパン屋の後継者争いに敗れ、自分がパン作りの才能が絶望的なまでに皆無だと知るところからスタート(笑)。 
 そんなミレーユは、今巻でますます宮廷との関係を深める事に。彼女がリヒャルトへの恋心をようやく理解し始めたところで、彼女の縁談の持ち込み、しかも政治色のきわめて強い、と言う「次」を意識した卑劣な引きなのでした。
 また、今回はトラディショナルツンデレプリンセス・セシリアと、リヒャルトとの過去に焦点が当たった巻でもあり。
 あらすじにあるように、「いちゃいちゃ指数上昇中」に嘘偽り無し、なのでした。