第13話「みなさん、たーんと召しあがれ。」

 アディーネとの戦いを終え、王都テッペリンへと向かう大グレン団。ニアは自分も何か働きたいと申し出る。彼女は「食事も仕事」と言う言葉をそのまま受け取り、料理係になる。
 同じ頃、四天王の一人・シトマンドラが空中要塞ガンメン・ダイガンテンで襲いかかる!




 シモンがヨーコとヴィラル。カミナの影響を強く受けた二人に対し、完全に独り立ちした事を示すエピソード。
 ロシウの不在でかつてカミナが搭乗していたグレンのコクピットに乗る事になったヨーコ。嫌でもカミナの不在を痛感する空間に身を置く。しかしシモンはヴィラルとの戦いの際、怪我をしたヨーコをコクピットから降ろし「ヨーコは自分が守る」と宣言し、ヴィラル相手に一歩も退かず戦ってみせる。その姿に、ヨーコはシモンが完全に独り立ちした事を感じる。
 自分の想いをシモンに語ったヨーコとの間にももはやわだかまりは無く、グレン団主要メンバーの絆はさらに深まった事になる。
 一方、これまでカミナと戦っていたとばかり思っていたヴィラルは、ダイガンザン強奪以降戦っていた相手がシモンと言う子どもである事を知りショックを受ける。しかしヴィラルのエンキドゥを圧倒し、卑怯な手段ではなく正々堂々と倒したいと思わせる相手にシモンは成長していた。
 その強さに、ロージェノムに対して「人間とは獣人より本当に劣った存在なのか?」と詰問すらさせてしまう。
 そこで獣人の創造主であるロージェノムが語る獣人のアンバランス。高い身体能力と引き換えに死に等しい眠りを強いられ、それが無いと細胞が壊死してしまう。地上に出て暮らす人間達が基準としていた「朝陽に現れて日暮れに帰る」と言う法則通り。
 果たしてロージェノムは何をヴィラルに語るのか。




 ニアが大グレン団の料理担当に就任。しかしその料理はロシウが一晩寝込むほどの強烈な味の上、ニアがあまりにノリノリなので誰も残せないと言う罠wwwww
 しかしシモンはなぜか平気で美味しい美味しい言っていたのでした。最初のシモンと髪型について話していた事と言い、もう普通にカップルです。どうもありがとうございました。
 でも最初、髪型よりもスカートの中をシモンが気にしていたと思った自分はもう駄目だと思うんだ(ほんとだよ)。




 今回も前回のアディーネとの海戦同様、大量の敵と戦った大グレン団。航空兵器と言う概念が分からない大グレン団の採った作戦は、グレンラガンを投擲。ラガンの合体機能を活かして飛行能力をゲット!
 ダイグレンがそのまま跳躍! 巨大戦艦が回し蹴りー!? と、常識の枠をぶっ壊した痛快なものでした。
 次回からいよいよ第二部も大詰め。ついに戦場はテッペリンに!