『ロミオ×ジュリエット スペシャルドラマCD』

 コミック×文庫発売記念・応募者全員サービスのドラマCDが届いたのでその感想をば。
 脚本はシリーズ構成の吉田玲子さん。監修はもちろん監督の追崎史敏氏。
 サブタイトルは「喜劇〜仮面の告白〜」。
 それでは、以下ネタバレ感想。
 時系列は、ロミオとハーマオニとの婚約が発表されたすぐ後。ロミオとジュリエットの二人がティボルトと出会っていない事から。第6幕より前のエピソードになります。
 アイリスの花畑で逢瀬を重ねるロミオとジュリエットの二人。しかしロミオが足を滑らせて頭を打ったせいで、普段とは正反対の強引でワイルドなネオロミオ(本人が言ってました)に変貌してしまう! 
 このわっかりやすい変貌にもう笑った笑った。ジュリエットを連れて夜の街を歩く。キュリオとフランシスコ相手に葡萄ジュースで酔っ払い、ハーマイオニに対して「お前(の愛)は重いんだよ!」と誰もが思ったが言えなかった事をズバリと言い放つ! ろ、ロミオwwwww
 ハーマイオニのロミオへの愛情が、実は憧れの中のロミオに対してのもの。まさに恋に恋してる状態のものであった事を知る事ができます。 
 これだけでも聞く価値はありましたが、実は今後のエピソードとなる前日譚に。
 ロミオとティボルトがそれぞれその素性を知らぬまま、しかし何らかのつながりを感じ取る。赤い旋風に変装したジュリエットと、ハーマイオニとの出逢い。
 後の展開に繋がる、四人の、実は初めての出会いを描いたエピソードだったのでした。