『仮面ライダー電王』第46話「今明かす愛と理」

 カイの手によって桜井ゼロノスが敗れ、良太郎達の時間は砂漠のように荒涼としたイマジン達の時間に変わってしまった。その上、そこに愛理が巻き込まれてしまう。しかし特異点である良太郎の記憶から時間はつながり、再び復活した。
 カイは自分達の時間につながらない事に苛立ちを覚え、その原因を探り始める。




 先週の妄想もどきの予想が結構当たっていたので、新しく分かった事を。
 それはデネブ裏切りの真相と、愛理の記憶。
 時を守るため、たった一人ゼロノスで戦っていた桜井さん。彼に心打たれたデネブはカイの下から離れ、現在の姿を得る。過去の桜井さん=侑斗を戦わせる契約を結んだ。
 何と言う事でしょう! 最初の裏切り者はデネブだったのです(ヲイ)!
 たった一人で大量のイマジンを操るカイと戦う桜井さんのため、彼の元へと下ったデネブ。その姿は、まさにモチーフとなった鴉天狗(弁慶)そのもの。
 そして過去の自分にゼロノスを与え、「自分だけ」で単身戦い抜く桜井侑斗。
 嗚呼、何て仮面ライダーなのでしょう。ここまで良太郎=電王が「おまけ」っぽく見えるのも珍しい。





 記憶を失くした愛理だったが、実はゼロライナーを目撃。桜井さんが戦っている事を知っていた。時間を守るため、あえて愛する恋人との記憶を失う事を選んだ愛理。
 しかし彼女の言う「時間の流れは大切だから変えてはいけない」、それだけでは戦う事に説得力が無い。あまりに綺麗過ぎて逆に説得力が無い。
 そこで動機として思い出されるのが、「ハナ(コハナ)は桜井侑斗と愛理の娘」と言う仮定。「消えた時間」=ハナがいた時間からやってきたゼロライナー。もしも「自分の子どもの時間が消されてしまう」、となれば、子どものために必死になって戦うのも理解できる。
 何にせよ、そこまでして戦う二人に敬服するしかない。




 アクション面でも、電王とゼロノス(ゼロフォームと桜井ゼロノス)のダブルライダーと、見所があった。
 しかし桜井さんは未だ何かを隠しているし、カイは愛理を狙ってイマジン達を次々と復活させてくる。次回からはいよいよファイナル。キンタロス、消滅の危機!?