じゅきあきら・T・『海の大陸NOA+(3)』

海の大陸NOA+(3) (講談社コミックスボンボン)

海の大陸NOA+(3) (講談社コミックスボンボン)

 コミックボンボン休刊により、打ち切りのような状態で最終回を迎えた『NOA+』完結巻。
 扉絵がダンディなホスト、リューヤおじさまで笑いのカウンターパンチを喰らったw




 ストーリーは、イザナギとの衝撃のキスシーン! からの続き。ゲッセマネ突入作戦を敢行するレジスタンス+リューク達サンクルス組。
 やっと暗殺家業から足を洗った門番を無常にも殴り倒して突入!
 深部に行くほどレベルの高い敵が現れるゲッセマネ。そこで登場する生物兵器達は、サンクルスに捨てられた生物兵器達の成功作!
 第1関門は半透明人間の成功作・透明人間。
 第2関門はティターンの成功作・タティーン。
 第3関門はおじいちゃんとマゴ(おそらくサンクルスのあのおじいちゃんとマゴの成功作)。
 第4関門はタイのキックボクサー(もちろん人間型)。
 第5関門は、何とあのダンボールマンの成功作ダンボールマン(BLACK)こと、ダンボリウム合金マン!
 そしてラスボス、ゲッセマネの心臓部(もつ)を守るのは、「あの」ドーカイテイオーの成功作、「ときめき」の使者、心臓部(もつ)の番人、爽快テイオー(レベル・FOX)!
 剣と盾を持っているのに体の開かずの扉(チャック)を開けてこの世の有象無象を出して攻撃だの、ときめきだの言ってるおっそろしい濃いキャラ。
 しかしそんな壮絶ギャグの果て、イザナギが無残にも死亡したりと、今回の戦いがレジスタンス活動だったのだと言う厳しさを突きつけます。




 そんなシリアスなエピソードの他にも、リューヤの逆ネバーランド計画や、ザクロの無駄な特訓など、相変わらずのウルトラハイテンション・コメディなのでした。
 実はマリア関連での伏線が明らかになったりと、ストーリーも何気に進んでます。
 続編はネット連載。こうなればどこまでも続いて欲しいものです。