『仮面ライダー電王』第44話「決意のシングルアクション」

 良太郎が電王として戦いイマジンを倒せばモモタロス達も消えてしまう。そんな戦いにモモタロス達を参加させるわけにはいかないと、良太郎は「一緒に戦えない」と宣言。良太郎とモモタロスは対立してしまう。
 その頃、ターミナルに侵入したアルマジロイマジンが暴れ始める。




 モモタロス達が自分で自分の存在を消させるような戦いをさせるわけにはいかない、と一人で戦う事を決意した良太郎。ええっと、時期が時期だけに是非は問いませんが、思い至るのに四十話ほど遅い。
 今まで散々同族殺しさせていたくせに、いざって時になるとソレかよ……。良太郎のこういう、よく言うと水臭いところが。悪く言うと場当たり的で甘っちょろい見通しがモモタロスの逆鱗に触れた部分なのだろう。
 しかし良太郎も、時間の運行を守るために戦いたいという思いと、モモタロス達を消したくないという矛盾が入り混じって混乱してしまったのだろうが。
 タロウズも、自分達の命の使い方、生き方をちゃんと見据え、良太郎と戦いたいと思っていた。
 モモタロスと一対一で戦って、やっとタロウズと一緒に戦う事を決めた良太郎。ソード→ロッド→アックス→ガン→クライマックスフォームの連続フォームチェンジからの「俺達の必殺技!」はそういう迷いを吹っ飛ばす爽快感に満ちていてよかった。




 しかしそんな思いをよそに、いよいよカイが真実に近づき始める。この世界に来てから、たった一つだけ抜け落ちた記憶。それが良太郎の記憶! いよいよストーリーも佳境。次回はついに桜井さん失踪の理由が明らかに?