第10話「アニキっていったい誰ですか?」

 ニアがロージェノムの娘だと知り、情報を引き出すため尋問するキタン達。しかし逆に質問攻めにあい、ついに彼女をシモンに押し付ける。
 一方、大グレン団を倒すためアディーネがセイルーン単騎で襲撃してくる。




 ニアがアディーネ相手に説教し、大グレン団全員がニアを仲間だと認めるエピソード。
 馬鹿でさっぱりした連中揃いだから、変にどろどろしないでニアを仲間に迎えるシーンが心地よい。まだヨーコはちょっと微妙にしこりがあるような気がしないでもないですが……。でも一番最初にニアを助けたのがヨーコのライフルだったのでそう気にするものでもないのかもしれません。
 しかし、肝心のシモンはラガンも動かす事も出来ず、誰より先にニアを助けに飛び出したにも関わらず彼女を助けられず、最後には部屋にこもって引きこもり……。
 ニアに決して諦めない、他人に勇気を与える事の出来る人間であったカミナと言う存在を語り、彼女から
「シモンはシモンという一人の人間であり決してカミナの代わりにはなれない」
と明言されてしまったため、もうシモンはカミナになる事も出来ない。かといって、恐怖に震える側だった自分がカミナのようにできるはずもない。全部が上手くいかないまま、ただただ引きこもりシモンの明日はどっちだ。




 危うくダイグレンに踏み潰されそうになったアディーネを助けたのはエンキドゥ駆るヴィラル。しかし彼はまだカミナが死んだ事を知らず、グレンに乗ったロシウ相手に啖呵を切る始末。おまけに、アディーネに散々殴られて、散々なメにあっているのでした。




 どうでもいい事ながら、セイルーンのコクピット位置が……凄く、卑猥です(ぇ)。