第9話「ヒトっていったい何ですか?」
カミナが死んだショックを引きずりながら旅を続ける大グレン団。シモンはカミナの代わりを務めようとグレンラガンで命を捨てるように戦い続ける。
しかしガンメンとの戦いの最中、ラガンはエネルギーを逆流させ暴走し、谷に落下してしまう。谷底でシモンは箱を見つける。コアドリルで空けた箱の中には少女・ニアが入っていて……。
OPにカミナの代わりにニアが入り、ストーリーは第二部に。
カミナの死を引きずる大グレン団メンバー。中でもシモン、ヨーコは特にひどい。
シモンは「カミナは自分が殺した」と自分を責め、キタンを無視して一人でグレンラガンを操縦した戦う姿はなんとも痛々しい。
そしてヨーコ。ライフルの訓練に励んでいるのも、カミナの事が忘れられないから。ダイガンザンをダイグレンと改名し、赤一色に変更。大グレン団のネーミングにこだわり続け、シモンに構っていられない。
そこに現れたのがニア。外に出たのが初めてで、雨も、土も、ヒトも知らない彼女がシモンに、
「怖かったなら逃げてもいい」
「嘘をつかなくてもいい」
と言ってあげたおかげで、彼は少しだけ素直に。
しかし、いざ戦闘になればカミナへの思いが先に立って戦えないシモンとラガン。四天王の一人アディーネの襲撃に際してグレンラガンにも合体できない。そこに立ち塞がったのがニア。彼女は何と自分が螺旋王ロージェノムの娘と宣言し、アディーネの前に立つ!
「俺を誰だと思ってやがる!」
「俺達を誰だと思ってやがる!」
に続く、
「私を誰と心得ますか!?」
が登場。
「自分がどうして生まれてきたのか」
自身の存在価値を問うニアが、カミナ、シモン達と同様、自己を明言するセリフを発言したのは彼女のバックボーン上大きな意味がありそうです。
第二部はシモンの復活と、四天王戦から王都テッペリンまでの戦いが描かれる事になりそうですね。