『MAGISTER NEGI MAGI 魔法先生ネギま!』第7話「サン・ポ・テクテク」

 今回のメインキャラクターは散歩部の楓、風香、史伽姉妹の三人。そして三人以外のキャラクターは誰も登場しない、と言うエピソードでした。
 ネギも登場しないのは斬新です。チラッとだけでも登場すると思っていたんですが、ついに最後まで出なくていい意味で予想を裏切られました。
 いつものように校内を目的も無く歩くのではなく、忍術の修行をかねて物が発している声「モノゴコロ」を聞く事にした三人。耳を済ませて集中し、それぞれが聞いたモノゴコロの元へと歩いている。
 モノゴコロの主は、捨てられた熊のぬいぐるみ。自転車。そしてメンコやお手玉のような昔の玩具。
 物の望みを叶えて(一緒に遊んで)いるうちに、「いつまでも三人一緒にいたい」と思うようになるが、人はいつかは大人になると楓に諭される。それが現実で、いつかは捨てられた物のように子どものままではいられない。
 しかし寂しい時は、友達を呼べばいい。いつでも来るし、呼ばれれば行く。天気のいい日は迷わず歩き出せ! と、爽やかにシメたのが印象的。
 ネギも登場しない、登場人物三人だけと言う冒険でしたが、それが逆に上手く作用していたエピソードでした。