さよならコミックボンボン

 2007年12月号をもって、コミックボンボンが長い歴史にピリオドを打ちました。小学二年生の夏の日に、初めて買った漫画雑誌がボンボンだったなぁ……としみじみ思い出しました。そんな具体的な思い出が気持ち悪いですが、まぁそのくらい思い入れがあった雑誌だったのです。
 何だかやたら女性キャラの裸が出たり、その事を編集部内でネタにした漫画が掲載されたり(確か「ボンボンってエロいよな」とか言ってるミもフタもない内容だった記憶があります)子どもにはにわかに理解できないストーリーの作品を容認していたりと、ライバル誌のコロコロコミックと比べて妙にソッチ色が強かった気がしますが……それもまぁ、今となってはいい思い出です。ちなみにソレは、最後の最後になってもしっかり継続中でしたけど(笑)。
 最後のボンボンは、森川たかし氏、御童カズヒコ氏、一式まさと氏、藤異秀明氏、細井雄二氏、岸本聖史と、新旧入り混じったメンバーで読みきり攻勢。
 特に御童カズヒコ氏の作品は『ウル忍』以降読む事が無かっただけに懐かしい。ウルトラシリーズには、『ウルトラ忍法帳』と言う怪作が存在する事を何人知っているんだろう(大袈裟)?
 ボンボン本誌での連載を終了した『海の大陸NOA+』はWebコミックサイト「MiChao!」で11月下旬から配信開始。『SDガンダム三国伝』は作者を変更してケロケロエースへ。その他のガンダム作品は2008年春に創刊されるテレビマガジンまんが増刊に収録されるようです。
 終わるもの、続くもの。掲載メディアを変え、色々な形で作品は続いていきますが、それがもうボンボンで連載される事はないんですね。
 さよならコミックボンボン。これまでありがとう。