『ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-』第6話「再会 -惹かれ合う想い-」

 ISDAドラゴノーツリンドブルムユニットは、トアとジンを確保するため月へ向かう。ジンとギオはトアの唯一の手がかりだった歌が聞こえなくなり、それでも闇雲に聞き込みを続けながらトアを探し続ける。
 しかしトアは、ジンと再び出会う事を恐れていた。




 トアとジンが、月面都市でようやく再会を果たす。しかしその再会を巡って、様々な人物の感情が交錯する。
 そこに横たわるのは、ドラゴンの宿命。同じ地球外生物でありながら、地球産まれのドラゴンであるがためにレゾナンスでマスターに絶対服従を誓わされている。そのために、結局は同じドラゴンをも殺さなければならない。
 その宿命を受け入れている、そうするものだと諦観しているのは、以外にも熱血戦隊レッドなハウリングスター。マスターであるライナへの信頼も厚く、だからこその諦めとも言える。
 一方で、アキラとマキナは同族殺しを強いる宿命に疑問を持つが故、レゾナンスの制約に縛られないジンとトアを再会させるためにあえて二人を見逃す。
 宿命は変えられないが、マスター達と出逢えた事は運命。ならば、それは自分の意思で変えられるはず、と知るマキナ達。
 ジンとトアが一緒になってしまえば、「トアを守るために産まれた」事を自ら宿命づけるギオの存在意義は無くなってしまう。ギオは自らの意思で、どう運命を変えていくのか。
 このままトアを守り続けるか、カズキのドラゴン戻るかの二つの選択肢があるが、当のカズキがエピソードを追う事にとってもヤバイ精神状態になっている事が不安。もしもギオが戻ってきても、カズキは受け入れられるのだろうか。




 アバンで追う過去の軌跡。シャトル事故の唯一の生存者であったジンは、その時からすでにレゾナンスを結んでいた。その相手はやはりトアなのだろうが……。二年経ってからトアが現れた事と関係がありそうですが、それは今後か。
 また、ISDA内にリンドブルムユニットの他にヴリトラユニットなる別チームが存在する事も発覚。そのネーミングは古代インド聖典『リグ・ヴェータ』に登場する悪龍から。しかしその名前には「宇宙を塞ぐ者」と言う意味がある。何だか、今後思いっきり敵に回りそうなネーミング……。神話のネーミングに意味を求めていけば、それこそキリが無いので、今はそんな意味もあるんだよ、と言う事で。
 ジルアード軍とアマギ(スピリタスのマスター)との関係も提示され、色々キナ臭くなってきたのも楽しい。まがりなりとも現在は共同作戦を取っているので、やはり対決の予感は避けられそうもない。




 完全に余談ながら公式HPのパイロットインタビューが面白い。ガーネットが日本刀を持っている理由が完全に趣味だったとか、ある意味仰天の真実が(笑)。