第五話「魔術の夜」

 いつきの新社長就任以来、入札をしてこなかったアストラルは協会から除名される事を影崎から告げられる。そのため、入札に参加するアストラル。しかしそこにアディリシア率いるゲーティアが立ち塞がる。



 魔術の夜と書いて「マギ・ナイト」と読みます。
 ふと思いついたのですが、アニメ版『レンタルマギカ』ってまさに業務日誌なのではないでしょうか。事件のあらまし、要点をまとめてある業務日誌をそれぞれの社員や事件にスポットを当てて読み返している、みたいな。よって、ストーリーの時系列はバラバラでそれほど連続性は重要視されていないのではないでしょうか。




 原作で言う所の第一巻。アニメで言うと第二話の後に続くはずのエピソード。
 穂波と魔神シャックスとの空中戦。ソロモンの魔神四柱召喚と、絵的にも見所が多く見ごたえがありました。
 また、いつきとアディリシアを年齢、同じ「長」として、その背負うべき責任の重さ、それに対する覚悟などを比較する事で、いつきの社長としての成長を促すきっかけにも。




 キャラクターの紹介編のエピソードとしては、まず第一話での異種魔法格闘と言う作品そのものの紹介。次に穂波→みかん→まなみと来て、アディリシアに。
 ゲーティアと言う伝統ある組織を率い、それに相応しく徒弟達が数人かがりで召喚するソロモンの魔神を一人で四柱召喚する才能と、その責任を背負っている、と言うキャラクター像が提示されました。ちなみにこれまでのエピソードで共通するいっちゃんのキャラクター天然タラシですが(笑)。
 また、魔法使いが魔法になる事はタブー、と言う設定も。その先駆けとなったアディリシアの父オズワルドのデザインは、『コンプエース』版のデザインでした。『月刊Asuka』の方は、英国紳士っぽいビジュアルでしたが。




 次回は妖精眼。今回のエピソードの続きになるんでしょうか。




 ……穂波の鉄壁ガードがいっちゃんの前では限定解除かッ(意味不明)。