岩永亮太郎『Pumpkin Scissors(8)』

Pumpkin Scissors(8) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(8) (KCデラックス)

パンプキン・シザーズ』カルッセル編・中編。
 カルッセル内部の実情、装甲列車がいかにしてこの街にとどまる事になったのか、と言う事が明らかになっていきます。
 カルッセルの支配者アーヴィーがほんと小者のクソ野郎で、絵に描いたような悪役です。
 彼のような支配者の器ではない人間の下についた連中も当然小者で、一応は守るべき街に向かって大砲を撃ち込むなど、ストーリーは末期に進んでいきます。
 ヴィッターとフランシアの間の愛のすれ違い。
 そしてオレルド達があの手この手でカルッセルへ。
 カルッセル編・後編に向かって、伍長が不気味にたたずむ姿が不吉。