高山瑞穂『機動戦士ガンダムALIVE 03』
第三巻は、ゲートから出現した特務隊・初期GAT-Xシリーズ達との戦いと、シャイニングガンダムの登場でますますストーリーは盛り上がります。
ソードストライク、デュエルアサルトシュラウド、バスター、ブリッツ、イージスの五体がファーストガンダムが戦うと、物凄く強調されるのが初期GAT-Xシリーズのゲテモノ感。
でっかい剣を持ってるわ、PS装甲で実弾・刀は通じないわ、でっかい大砲装備してるわ、足からもビームサーベル出すわ、ミラージュコロイドで姿を消すわと、ガンダム、さらにZガンダムを終始圧倒。
そんな連中に対抗するために求めたのは、西御門家が戦国時代に戦ったもう一体のガンダム。それが、『種』シリーズの五体以上のゲテモノ感を放つ(笑)シャイニングガンダムだッ!
もうシャイニングガンダムの登場の仕方がもう爆笑モノ。
奈良の大仏に偽装されていたシャイニングガンダムが、外皮を吹き飛ばし、最後に残った羅髪をシャイニングフィンガーを放ちながら吹っ飛ばす!
パイロットの道明寺烈自身がマスター・アジアのごとく人を超えた運動能力を誇っている事と相まって、シャイニングガンダムはブリッツ、デュエル、バスターを三体にしても物としない!
弾丸を弾き、蹴りで軌道を逸らすなど、『種』シリーズ顔負けのリアリティのなさ。
さらにスーパーモードまで発動し、まさにシャイニングガンダムの一人舞台!
ストーリー的には、時夫のニュータイプとしての覚醒がキーに。
何故かサイコミュが搭載されている『ALIVE』版ガンダム。
さらにMSサイズのゲートジェネレイターを装備しているなど、初代ガンダムからも逸脱した特異な機体を操る事ができる時夫のニュータイプ能力の覚醒と、それに伴う「道」の捜索を求めるアイコの目的が段々明らかになってきました。
ラストは、脱走しようとする特務隊の一人が駆るシャイニングガンダムに頭部を潰されたブリッツとガンダムとの戦い。ミラージュコロイドで姿を消す事が出来る相手とどう戦うのか? と言う所で続く!