『仮面ライダー電王』第36話「憑かず、離れず、電車斬り!」

 復活したゼロノスだったが、良太郎はゼロノスが記憶を代償に変身する事を知ってカードを持っていってしまう。良太郎に上手く憑けない対策を考え始めるタロウズ。
 同じ頃、モールイマジン達が過去の世界で暴れ始める。




 電王ライナーフォーム登場!
 変身アイテム・デンカメンソードは前作『カブト』におけるパーフェクトゼクターの発展のような武器ですが、その登場の仕方と面白さはそれ以上。そして、どんなにセンスがアレでも誰からも文句を言われないパーフェクトゼクターよりもパーフェクトなアイテムですwwww
 しかも必殺技の名前は「電車斬り」!……せ、センスねーっ!!!
 いや、ふつーに「僕の必殺技」とか言っておけばいいのにっ! 何でそこで独自色を出したりするのか。挿入歌が自分の歌だったから(違います)?




 今回のパワーアップはクライマックスフォームの時のように「皆で一緒にいるためのパワーアップ」とは違い、「いつか良太郎とタロウズが別れる事が前提となっているパワーアップ」。
 ハナを小さくし、今回のようにイマジンを憑きにくくさせた新たな路線の影響は、未来のいつか、良太郎とタロウズが別れる事を示唆「しているのではないか? と考え始めるのがウラタロス。さすがタロウズの知性! って言うか、他が何にも考えていないとも言えるのですが。
 今日この日は、椅子でぐーるぐる回ったり、ケーキを一緒に食べたりした記憶はあれども、タロウズがイマジンである以上、永遠に憑き続ける事なんて出来やしない。
 タロウズが誰一人いなくなったら、最後に残るのはプラットフォームの良太郎だけ。
 折りしも、「強くなろうとする」良太郎ですが、最後の最後で誰もいなくなった時、最弱ヒーロー電王プラットフォームはどこまで立ち続ける事ができるのでしょうか。




 他人の中の侑斗の記憶を代償に、ゼロノスに変身できる。
 その事を知り、気色ばむ良太郎。姉・愛理が記憶を失ったのも、侑斗がゼロノスになって戦っていたせいだった。侑斗はすべて自分で決めた事、死ぬつもりはないと言い、良太郎は姉の記憶を取り戻し、侑斗も死なせないように改めて戦いへと踏み込んでいく。
 王道といえど、ダブルライダー変身はかっこいい。さらにデンライナーとゼロライナーが交差する瞬間が、もうッ!




 新たな路線の向こうのキングライナー、イマジンを操る存在と、いよいよラスボス登場か?