第17話「最後の夏休み」
イサコはついにキラバグを集め、「あっち」への扉を開く。しかし玉子の総攻撃により、コントロールを失いかける。
彼女にハラケンは、彼女にサッチーへのアクセスコードを渡す代わりに、「あっち」へ連れて行けと交換条件を持ちかける。
カンナが「あっち」で辛い思いをしているのかも知れないのなら、その原因となった自分が癒してあげなければいけないのではないのか……。
ハラケンのカンナへの罪悪感は、もう時間が忘れさせてくれるものではなくなってしまったように見える。むしろそれを忘れる事こそ罪で、それを購うためにはなんでもしなければいけない。
小学生最後の夏休みなんだから楽しい事をしよう、と言うヤサコ。
ハラケンに照れたり、告白したり(失敗)するもその視点が未来に向かっているヤサコ。カンナへの罪悪感から視点は過去にあるハラケンの対比。
輝いている少女と陰のある少年。
この二人のシーンは、色々な意味で背筋に寒気が走った完成度だった。ほんとに凄いとしかいいようがないよ。光と影とか。もうほんと凄い。
イリーガルを追うイサコ。彼女を追い、玉子がついに本気を見せる。サッチー三機を出動させるばかりか、追加の二機の計五機という気合の入れよう!
鉄壁や暗号をビームで消滅させるサッチー達にはもう恐怖しかない。
イサコと取引し、カンナを助けようと考えるハラケン。
しかしイサコが一年前「扉がコントロールできない場所に開いた」と言う言葉。大黒市に引っ越してきた事などを考えると、カンナの事故原因を作ったのはイサコである可能性も。
もしそうだとすれば、ハラケンが玉子側につくと言うストーリー展開があるのかもしれない。もちろん、「最後の夏休み」と「心臓」と言う二つのキーワードが、ハラケンの死亡フラグなのかも知れないが……。
果たして、ヤサコは間に合うのか。
それにしても、今回登場した学校指定水着フミエの破壊力は流石だ。萌えだの何だの言う言葉を差し挟む隙間も無いオバチャンっぷり! あれぞ正しい意味で、小学生の水着姿だと言えよう。
ところで、あのプールのどこかにきっとミゼットがいるはずだ! と画面を舐めるように探したのは、きっと自分だけではないはずだ(ぇ)。
アキラが……あそこを見逃すはずがないからなッ(笑)!