『仮面ライダー電王』第32話「終電カード・ゼロ!」

 アントホッパーイマジンに破れた電王ガンフォーム。デネブの助けにより、事無きを得る。その頃、侑斗も藤代の手から愛理の救出に成功していた。
 だがアントホッパーイマジンが藤代に憑依し、愛理を誘拐してしまう!




 ついにゼロノスカードの秘密が明らかに。
 ゼロノスに変身するためのは、ただ単にカードを消費すると言う事だけではなかった。自分を知る人間から自分に関する記憶が消えてしまうのがその代償だった。
 劇場版でも、「時間とは人間が覚えている記憶であり、記憶が無くならない限り時間は消えない」なんて趣旨の事を侑斗が言ってましたが、ゼロノスに変身し、自分の時間を代償としているがためのセリフだったんでしょう。
 



 と言う事は、愛理の記憶喪失も婚約者・桜井侑斗がゼロノスに変身した事が原因か……? 
 何らかの都合か、もしくはそれ以前にゼロライナーとゼロノスに変身する能力を得てイマジンと戦う事になってしまったために、桜井侑斗は愛理の前から姿を消して、その後若い侑斗の手ににシステム一式が渡った? 
 まぁ、この辺りの流れはおいおいでしょう。




 劇場版で都合よく電王としての記憶だけが消えたのは、刻の運行を守るライダーシステムは少なからず人の記憶=時間を代償に変身するシステムを備えている証左なのか。
 人の想念が時間を作り、変身する代償となり、また異形の怪物としての体を作る。想念によるタイムスリップは、『サイボーグ009』でも似たようなものがありましたねー。




 前回を観て、今回の話はリュウタロスの姉離れ的なエピソードになるとばかり思っていたら、リュウタロスが全然活躍しなくてちょっとヘコむ。
 むしろ、モモタロス達の「うちの身内をようやってくれたのワレェ」的な流れの方が強かった。
 やはり姉離れよりも、「良太郎に嫌われてるかと思った」→必要とされているから戦う、と言う意味合いの方が強かったのか。
 これまで浮いてた特別扱いの末っ子リュウタがいじめられて、血気盛んなモモが殴りこみにいく、と言う電王としての結束を強める方向に行ったように感じました。
 バイクアクションはさすがに迫力あったなぁ。しかし、マシンデンバードにミサイルが搭載されているって設定はやはり無視されていたり。モモタロスなんかは勢いで使いそうなのになー。




 次回はハナが幼児化! 幼くなってもハナパンチは健在か?!