『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その28「ビシビシピキーンで押忍!」
メンチカツを買いに行ったジャンは、最後の一つを横から男にさらわれてしまう。取り合いの最中、臨獣クロコダイル拳のニワが現れ、ジャンはメンチカツを持ったまま戦闘へ。しかしそこに、先ほどの男がデコトラで突進してきた!
この男こそ激獣拳の隠し玉、五人目のゲキレンジャー、久津ケンだった。
ジャン、ついにお小遣いで買い食いする事を覚えました。スクラッチのアスリートとしての給料の大半は美希によって貯金されて、まさにお小遣いぐらいの額がジャンに支給されているんでしょう、と妄想wwww
『ゲキレン』のセンスが十二分に炸裂した五人目の登場にもうクラクラ(笑)。ほんとに何で『ゲキレン』スタッフはここまでできるのか脳を解体して調べたいよっ!
ネーミングセンスとビジュアル設定の連想が秀逸。
久津ケン→ひさつけん→必殺拳からの連想と思われ。空手がモチーフからという事からのネーミングでしょうか。
さらに「サイ」をモチーフにしたキャラクターだから「才」能がメインとなるキャラクター設定。
しかしその才能に依存するのでなく、研鑽し未来を切り開く、と言うポジティブな設定を分かりやすく手刀の形にビジュアライズしたサイブレード。
そもそもスクラッチのロゴに線一本足したら「手」になるんじゃね? と言う発想が凄いよ! 思いつきもしなかったもんなぁ。
『ゲキレン』はアクションスター達のネーミングや声優さんのセレクトなど本当にツボをついてくる作品ですが、ゲキチョッパーほどそれが如実に出てるものはないなぁ、と褒めすぎるくらい褒めてます。
それくらいツボにはまってしまいました。玩具買っちゃうかも……(笑)。
今回のエピソードは、ケンがゲキレンジャーの五人目として認められるか否か。そして、彼がどれほど能力を隠し持っていたか、と言う事に終始します。
マスター・シャーフー曰く「隠し玉」。理央も目指す獣源郷に修行する事を許された天才であるにも関わらず、そのいい加減な性格のせいで四人に認められないケン。
誰か一人にでも認められなければ破門、と言う事で、ケンは一番手っ取り早く話がつきそうなジャンに狙いをつける事に。メンチカツをいっぱい持っていけば何とかなるだろう! って発想がケンの性格を雄弁に物語ってます。
しかしジャンはケンを最初は認めなかった。
ジャン達もゴウも過激気や紫激気を身につけている。それは自分達が真剣に、命がけで戦っていた証であるのに、ケンにはただの激気しかない。すなわち、ゾワゾワも感じる身体感覚に優れたジャンでもケンの力を激気研鑽を目の当たりにするまで分からなかった。
拳聖も使うことの出来ない彼だけの激気研鑽で妹を助ける事で、
「他人のために力を使う」
と言う激獣拳の真髄を彼が身につけている事をジャンは理解し、なおかつニワとの戦いでその実力を発揮。見事にゲキレンジャーの一員に認められる事に。
しかしゴウの時とは違って、レツ達それぞれに実力を認めさせなければならないので、その辺りのエピソードが今後ありそうです。
獣源郷を目指す理央。しかしロンの「まだ早い」と言う都合により、獣源郷を守る結界を無効化するための操獣刀を手に入れなければならない事を語る。
ジャン、ゴウ、マスター・シャーフーと次々と姿を変えて決して素顔を見せないその意図は、理央のトラウマ絡みになるのかな? OPでも主要キャラクター扱いだし。
メレが有望なリンリンシーを復活させて頑張っていると言うのに、ロンも理央もお構いなしかー(笑)! メレの内助の功が色々な意味で無駄になっている気がする……。
しかし、今回のリンリンシー、ニワはゲキチョッパーのデビュー相手として秀逸なデザインでした。
下駄だし、デザインもどこか昔の不良空手家のようなボディと、大きく開いた鰐の口がたまらんwwww
しかも、
「ワニは古代から姿形が変化していないと言われている」
って設定と激獣ライノセラス拳が、
「激獣拳の中でも最も古い拳法の一つ」
と言う設定もリンクさせているところが芸が細かい。
今回はスクラッチの下請け(?)スクラッチ・マイスターズが登場。久津一家が営む日本の町工場です。
ここであの現代科学を超越したスクラッチ製品が生み出されているんですね……おそるべし、日本(笑)!
しかも工場長がエレハンって……!
この人、ただ山の中で遊んでるだけじゃなくて、ちゃんと役職があったのか……。それにしてもラジオ体操なエレハンに吹いたwwww
マスター・シャーフーが「ネコ先生」なら、エレハンは「ゾウ先生」になるのかなぁ。
バット・リーとシャッキー・チェンの役職が、さらに謎になったのは内緒だ。
OPが五人体制、拳聖・ゲキビースト全員集合となり、本格的に後半戦のスタートを予想させます。
次回はバット・リーの女性関係が明らかに!……なるのでしょうか?