『ロミオ×ジュリエット』第19幕「継承〜我こそは〜」

 ロミオは新たな風を吹かせた。ジュリエットは舞台でキャピュレット家の娘ではなく、赤い旋風としてモンタギュー打破の旗印として立つ。
 戦いは市民との共鳴を見せ、キャピュレット家の仇打ちから、革命へと発展していく。




『ロミジュリ』、ついに革命に突入!
 再開したロミオとジュリエット。これまでのロミオの成長が、ジュリエットの決意につながり、それは市民にまで波及していきます。
 ジュリエットをモデルとした芝居からあえてキャピュレット家の娘ではなく赤い旋風として立つジュリエット。それは単なる貴族の争いから、市民すべての戦いへと視点を広げていくためには最良の手と言える。
 奇しくも、ランスロット医師の言葉が証明された。しかも、フランシスコの言うように、赤い旋風がキャピュレット家の娘である事が分かり、その熱狂もひとしお。
 今回はしっかり襲撃のための計画も練られ、周到さを感じさせます。



 次回はロミオが議会に立ち、いよいよ父子対決か?