第7話「出動!!コイル探偵局」
ハラケンの電脳生物研究を手伝う事にしたヤサコとフミエだったが、調査のための経費が足りない。そこにメガばあから電脳ペット探しの依頼が入る。
何とそのペットは、通常のメタバグの三十倍の価値を持つというキラバグを持っているらしく、見つければ依頼料として三割だと言うのだが……。
「出動!!コイル探偵局」改め、「君臨!!女王イサコ」みたいなエピソードだった今回。
廃工場に椅子を持ちこみ、足を組んでダイチ達を睥睨する姿はまさに女王。圧倒的電脳力格差に物を言わせて、力ずくでダイチ達を従わせています。
しかし肝心のダイチ達は、イサコにぶら下がっておこぼれにあずかろうとする、情けない上に役に立たない(笑)。
フミエの問答無用のメガビーであっさりやられるダイチなのでした。
イリーガルを捕獲すための罠にヤサコとイサコは一緒に閉じ込められ、そこで二人の「幸せに生きるコツ」とイリーガルの正体がそれぞれから語られます。
ヤサコの幸せに生きるコツは「他人を拒絶しない事」。誰もしも一人でできる事に限りがある。
しかしイサコはそれを「他人に迎合して自分を殺す行為」だと批判し、どこまでもイサコとヤサコの距離は近づいていきそうで近づいていきません。
一方、イリーガルは「どこかのハッカーが様々な機器を誤作動させるためにバラまいたウィルス」だとヤサコから語られました。
これでハラケンの研究が視聴者的にはある意味終了してしまったわけですが(笑)、イリーガル自体の謎はまだ残されています。
イサコがヤサコを脅すためだけに言った作り話は、やはりどこかに真実が混じっている話なのでしょう。元々イリーガルは何らかの目的で作られたものであったのか、「イリーガルに電脳体を喰われた子ども」がミチコさんなのか、それはストーリーの進行を待つ他無いようです。
そしてキラバグを手に入れようとしたハッカーとの関連は……?
京子を助けるためにキツイ口調から一転優しいものになったり、ヤサコとの「友達」になれるかどうかについても「先の事は分からない」と歩み寄るそぶりを見せたり、女王イサコ様の硬軟交じった魅力が炸裂したエピソードでした。
とりあえず、イサコの服が引っかかってヤサコに「しょうがない子」扱いされているのには大爆笑。
とりあえず今回の名台詞は「おい! そこの幼児!」。
ちょ、あなたもまだ小学六年生wwwwww
次回は夏祭り。とりあえず玉子にキスされちゃうハラケンに全力で嫉妬しつつも浴衣のイサコに熱狂。