『コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1』

 ドラマCD一巻を一月遅れて購入。
コードギアス』の掌で踊らされている感覚ですが、そこは全力で見逃す方向で(二度目)。

 

 カバーから想像されるドラマに大笑い。ルルーシュのこの小物感が、どうにも彼を憎みきれない要因ですね。
 以下感想。


  • 短編ドラマ STAGE 9.725「決戦 前夜」

 ナリタ戦前のエピソード。
 ルルーシュとC.C.が会話してくる所に、スザクが入ってくる(もちろんC.C.存在は知らない)という所が面白い。
 しかもスザク、C.C.の髪を目ざとく発見し、「彼女」だと勘違い。
 お年頃なので「そういう事もあるさ」と物分りのいい母親みたいな事を言ってますw
 しかしルルーシュはあれなので、「そういう事」が何を指すのか分かりません。この男、天然かwww
 やはり一番印象的なのが、ルルーシュとスザク間のある種の絶対的な友情でしょう。七年前の思い出を中心につながる彼ら二人がいずれぶつかる事になるのだと思うと……。
 C.C.がルルーシュの負けず嫌いを「血だな」と評したように、ルルーシュの母、マリアンヌとの関係もちらっと登場。

  • 短編ドラマ STAGE 12.55「夢 の チケット」

 コンサートのチケットを渡そうとシミュレーションするシャーリーのエピソード。妄想にふけるシャーリーが可愛いったらありゃしないんだけど、その後を思うと……。
 ちなみに、最後はルルーシュのハーレムエンドで終了しました(笑)。

  • 連続ドラマ「戻らない 夏の 日」STAGE 0.515「招かれざる 皇子」

 七年前のルルーシュとスザクのエピソード。
 DVD一巻のピクチャードラマはルルーシュ視点でしたが、今回はスザク視点から。
 ルルーシュの「人質」であり、あらゆる差別と蔑みの中で、ブリタニア皇帝の言葉にある意味支えられるようにしてナナリーのために「生きる」ルルーシュの姿は鮮烈。
 その姿に、熱さと自分に対しての「恥」を同時に感じる事のできたスザクは、まさに日本人と言えるのかも。
 同時に、ルルーシュが妙に小物っぽいのはこの時に培われた家庭経験(洗濯、買い物、ナナリーとの生活)のせいで、微妙に目先の事に全力を費やす「お母さん」的な思考パターンを身につけてしまったからではないかと。
 


 キャラソンを含め、短いながら面白いドラマCDでした。