第1話「メガネの子供たち」

何て感想を書けばいいんだろう……?」と思ったのが最初の感想。
 勢いで語りたくなるファクターがあるわけでもなく、このキャラクターがどう、とかそういうのもありませんが。
 でも「このアニメが描いている世界観とキャラクターは凄い!」と言える何かがあるな、と思う作品でした。
 そういうのを語っていけばいいんでしょうが。


 
 電脳メガネが携帯電話のように普及している世界。大黒市へ引っ越してきた優子のように、視聴者がその不思議に直面するエピソード。
 携帯電話をさらにパワーアップしたような電脳メガネと、それを使用してペットを飼ったり電話をかけたりと、これだけでかなり魅力的なガジェット。
 それを一歩おし進めて、さらに独特な、現実世界と混合した電脳世界をビジュアライズしたところにこの作品の魅力を感じます。
 デンスケやオヤジなど、電脳ペットの可愛らしさ、果てはメタなどのあのわけの分からない異形の不気味さ。電脳アイテムの「何でもあり感」に比して、キューちゃんなどの異常に対する処理の冷徹さ。
 それらはすべて電脳メガネを通して見える「同じもの」であるのに対し、それぞれの姿形や動作でここまで印象が違うのか……ともはや絶句。



 それでも、デンスケが死んだ祖父からのプレゼントであるから大切であるように、そこに込められた人が移入する感情が大切、と言う事なんでしょうか。
 イリーガルを追っていた勇子、電脳アイテムを売っている駄菓子屋など、物語は始まったばかり。これから楽しんでいこうと思います。



 さてとりあえず、ネタ的に見も世もなく叫ぶポイントはアレです。オヤジの「尻」としか言いようがありません! オヤジかわいいよオヤジ(笑)