Voice 5「うしみつ様」

 最近流行している人形「うしみつ様」。ある学校で頻発する怪事件と何らかの関連があるそれを調べるために、ロボとニコは真境名に侵入させられるが……。
 


 少女五人による自作自演と小遣い稼ぎだった今回の「うしみつ様」事件。
「髪型や服装の流行を誰かが決めているのと一緒」とうそぶいて、まるで会社の売上みたいに「うしみつ様」人形を法外な値段で売りさばいていた彼女達。
 本当なら「青春真っ盛り」の輝かしい時代であるにも関わらず、他人に怪我をさせるような不幸せを撒き散らす彼女達に、本当に悲しそうにしているロボが熱い。
 もうやりなおせない、青春を通り過ぎてたくさん辛い事に出会いながらもオタクとして「愛と勇気と正義」と太陽系に生物がいる、と言うロマンを追い求めるロボ。いざやり直す段になって、ロボのように新しい何かを始めようとするのは尊い事です。
 多分、これが『らき☆すた』的アニメなら作る部活は「SOS団」になってるんだろうな、とか思った自分も多分オタク(笑)。
 オタクは気持ち悪くありませんよ?



 今回ニコが直面したテーマは、どうしようもないものでも信じてすがってしまう人間の弱さ。決して良い事ではないと言葉に裏で指摘された上で、ニコは改めて「自分は何を信じているんだろう?」と問いかける。
 次回は「三日坊主」同様殺し屋と関わるような仕事。物語も折り返し地点。
「三日坊主」の時に「生きる事が怖くて泣いてしまった」ニコ。
 信じるものも自分で決められない彼女が、最終的に何を信じて生きていくのか、と言うのが作品のテーマになっていきそうです。



「うしみつ様」のお約束のようなラスト。実は尾崎世代で、三枚目すぎるよっちゃんなど、そういう所も相変わらずいいところでした。って言うか、よっちゃん様ちょっと欲しいwwwwwww