Voice 4「かんにん袋」

 喫茶店の爆破事件の重要参考人として警察に連行されてしまったロボ。ロボを警察から助ける事の交換条件として、ある予告殺人からターゲットを守るように真境名に指令を受けるニコだったが……。



 今回登場するゲスト「かんにん袋」宇佐美は、ロボの先輩。
 彼女は教授の採点ミスのせいで卒業できなくなり、就職の内定も取り消しになり、荒んだ生活を送っていた。漫画喫茶で生活し、気に食わない事があればその鬱憤を晴らすようにお手製爆弾で看板を吹き飛ばす彼女。
 個人的には、彼女のような人には大いに共感。
 何となく我慢していて、「堪忍袋の緒が切れた」なんて感情を爆発させたポーズをとっていても、本当の意味でストレスを解消した、なんて到底言えない。
 しかも彼女の場合、教授に「自分さえよければいいのか?」と半ば脅されたような状況に。
 彼女が先輩としてロボに慕われるほど真面目だっただけに、その傷は彼女人生に五年も影響を与えた。
 それでも最後で、臆面もなく頭を下げる教授を前に「お前になんか傷つけられてない!」と叫べた事で、本当の意味で堪忍袋の緒が切れる事ができたのでしょう。
 やられた側が立ち直るのは簡単な事じゃないけれど、そうやって叫べた彼女には万来の拍手を。



 そしてそんな彼女だからこそ、彼女を信じて、ひたすら行動するロボが熱い!
「愛と勇気と正義と下心ちょっと」で、大学に潜入するロボ。
 どんな酷い目に合ったって、彼女を信じて走り、叫ぶロボ。あぁ……これぞ馬鹿! そうか、あなたは馬鹿なんだ(カギ爪の男風に)! いや、本人曰く「オタク」なのですが(笑)。
 刑事とロボの取調べ時の、MAXロボに対する温度差に泣いた。一般人とオタクって、そういう温度差あるよねぇ。
 それにしても、MAXロボアニメのクオリティ、高ッ! 



 今回のニコのモノローグのテーマは「人生に無駄な事なんか無い」。
 勉強も挫折も、面倒でどうしようもなくて自分ではどうしようもない事。
 しかし、「禍福はあざなえる縄の如し」の格言通り、何がいい事で何が悪い事なんてすべてが終わって見ないと分からないし、むしろ終わっても分からない事の方が圧倒的に多い。
 どんな事があっても、日々笑って日常の事に対して一生懸命になっていれば自然と「無駄な事なんて無い」と思えるのでしょう。自分も、かくありたいものです。

 

 言うのも野暮ながらあえて言おう! よっちゃん、テクニシャンwww
 そしてニコのスカートのローアングルっぷりに、さながら間接キスと人道の狭間で揺れるロボの如くどきどきしてましたよ(ヲイ)。



 次回は、ロボとニコ高校生! ニコはともかく、ロボは……(笑)