『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』
観に行ってきました。
去年同様、高いクオリティで満足させてもらいました。
相変わらず周りは子供連ればっかりでしたが、一人で中央に陣取りました。
正直、微妙に辛かったです。
以下ネタバレ感想……って言っても、原作読めば丸分かりなんですが。
説明シーンなどを大きく省いて、爆発、アクションなどのスペクタルシーンに力が入っていた作品でした。そればかりでなく、ラストでののび太が温かく夢を諦める部分も余韻に残ります。
原作となる「魔界大冒険」の記憶は曖昧ですが、記憶に大きく残っている=個人的に今作の大きな魅力となる、
「ドラえもんとのび太の石像の謎」
「ドラミちゃんの登場」
「大魔王の心臓の謎」
の三つに対する伏線の展開と回収、謎の解説を丁寧にやっていた事が好印象でした。
脚本の真保裕一氏が『ホワイトアウト』等のミステリー作品を手がけているだけあって、現実世界とパラレルワールドとのタイムパラドックス、新しく追加された美夜子とメジューサのキャラクター設定とも矛盾なく楽しめました。
タケコプターの運転時間や、タイムマシンの時間移動・空間移動の使い方など、前作映画との関連もぬかりありません。
前作『のび太の恐竜2006』同様、美術設定の丁寧さが素晴らしかったです。
特にのび太の机まわりの設定は白眉。
前作の恐竜の玩具に加え、あの「オシシ仮面」のフィギュアが追加!
「そうそうのび太は集めてそう!」ととても納得しました。
今年も楽しめた映画でしたが、やはり来年もあるようです。
果たして来年はリメイクか。それとも新作か。
リメイクなら『日本誕生』あたりが来る気もしますが……。どうでしょう?