第43話「脅威のメビウスキラー」

 暗黒四天王がそれぞれ向かい合う中、先陣を切ったのはヤプール
Uキラーザウルス・ネオを倒されても、ディメンショナル・ディゾルバーで次元の扉を閉ざされてもその怨念と執念で復活するヤプールは、メビウスキラーを呼び寄せる!


 もうこれに燃えずして何に燃えるか。
 アヤの「優しさのせいで死ぬなんておかしい」とは、まさにミライのためにある言葉。
 歴代のどのウルトラマンよりも天然で不思議ちゃんで、仲間と共に戦うミライ=メビウスだと理解した上での言葉だからこそことさら燃えます。


 しかも、メビウスキラーを下した新技はウルトラダイナマイトならぬ「メビュームダイナマイト」!
 タロウが教官だからこれもアリなのか、心臓は大丈夫なのか、バーニングブレイブだからいいの!? と色々ツッコミたい事は山のようにあったのですが、これもまたよし(ヲイ)!


 そして、ミライ、アヤ、ヒルカワの三人は割れた空間を落下していき……!
メビウス』世界の悪意の象徴とも言うべきヒルカワと落ちていったのだから、何か起こらないわけが無い。
 次回が恐怖!


 そして、あの時空波の発信源が明らかになり、罠の可能性も考慮に入れつつフェニックスネスト・フライトモードで発信源を叩きに向かう。
 しかし発信源は移動し、大気圏を抜けて月面へ!
 フェニックスネストの脅威の科学力(メテオール?)はもとより、月面を舞台にした事に脚本での大きな仕込みを感じます。
 これは『エース』の時の超獣ルナチクスが滅ぼした月の文明? 


 暗黒四天王の黒幕「皇帝」がエンペラー星人だと確定し、盛り上がる『メビウス』。
 いまなら公式HPで盛大なネタバレ中! 雑誌バレだの何のその、恐れを知らぬネタバレっぷりにスタッフのやる気が伺えます。
 読んでいると映像を見るのがさらに楽しくなる、本当に凄い設定揃いです。


 次回はエース登場!
 またも登場のかの名言とヒルカワの蛮行、月面での戦いと、さらに濃いエピソードの予感!