『009-1』Mission:2「聖夜 Holy night」(DVD『009-1』Vol.1収録)
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: DVD
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遺伝変種絶滅法により、イーストブロックでは軍事利用のための研究。
ウエストブロックでは有無を言わさず抹殺と、いずれにしろ非人道的なものだった。
同じ情報局のメンバーがミュータントの子どもに殺害された事で、軍の処理班の任務に同行するミレーヌが見たものは……。
ミュータントの少女の能力を前に、次々とやられていく処理班員達。
しかし隊員達は気絶に留まり、ミュータントを「バケモノ」と強行に処理をごり押ししていた隊長ゴメスだけは
その能力で自殺させられる。
しかし、ミレーヌ自身には何の影響も与えていない。
ミュータントの子どもの能力は、「相手の感情を鏡のように跳ね返す事」だった。
隊員達はミュータントの子どもにそれほど殺害に強い感情は持っていないから気絶。
殺意を持って対処したゴメスは自殺。
ミレーヌには何の影響も無かったのは、子どもに対して何の感情も持っていなかったから。
ミュータントとして特殊能力を持つ子どもの存在を、ミレーヌは「人類が新たな時代に進むための神の思し召し」であるのかも知れないと評する。
神の祝福に溢れたはずのクリスマス、彼女に与えられた能力は果たして祝福か否か。
序盤の謎の飛行兵器とミレーヌとのはハイクオリティなアクション作画もさる事ながら、ミュータントの問題への定義は古典的ながら普遍的で、凄くよかったエピソードでした。
DVDの第一話〜第二話を通して見ると、最終話三部作の核となる「核廃絶条約」「ミュータント」「自由と平和」と言う三つが早くも提示されている事に驚きました。
Dr.グリーンも実は出演していて、きっちりとした計算の上にストーリーが作られている事が分かりました。