『Pumpkin Scissors』Episode:11「静かなる胎動」

 パンプキン・シザーズ小隊が新聞記者のインタビューを受ける事で、色々動き始めたエピソード。


 戦災復興のその先にある明るい未来をイメージする事は重要でも、現実に必要とされているのは一日の飢えを凌ぐ食料。
 セシルは不可視の9番に関する軍の機密情報を調べ殺された兄の原稿をきっかけに不平不満をアリスに爆発させる。誘拐から監禁(軟禁?)と、犯罪者街道まっしぐら。
 しかしそれも、自分が変わろうと努力せず、他人に変化を強いる、弱者の傲慢。
「自分達には力が無くて弱いから、強い人がどうにかしろよ」と弱さを盾に強者に命令する姿に、反感を覚えると同時に身に覚えがありすぎて鬱に。いや、ほんとにごめんなさい。
 セシル達が持っている拳銃がやたら旧式なのが、弱者の弱さを象徴するガジェットになってますね。
 さらに、アリスに言う事を聞かせるために姉妹を人質にする悪辣さ。
 ストーリーもそろそろ折り返しで、どう展開していくんでしょうか。
 以下箇条書き。

  • シュルツ

 自称……じゃなくて本物の「婚約者」シュルツ再登場!
 まぁ報われないポジションにいる彼ですが、結構頑張ってる姿を見て好感を持っている自分がいたり。頑張ってシュルツ!

  • カウプラン

 ドアノッカーを持つ兵士に興味を持ったコルトゥ博士に接触してきたミュゼ・カウプラン。
「戦争が技術発達を促す」と言うのは真理ですが、彼女の実験である不可視の9番らのによる人間兵士はコルトゥ博士の言うように一体どれだけの戦果を挙げたのが気になるところ。
 しかし、博士は知りすぎたためにさっくり消されてしまいます。
 カウプラン、怖っ!


 次回は後半。マーくんの大追跡が始まる!?