『おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜』第37話「ダーリンって呼ばれたらイイナ!」

 観ていて、胸が苦しくなった。
 歌と結婚するために必死で特訓して自分を変えようとする潤。
 奏にだらしない格好と口調をどうにかしろと言われれば、セバスチャンにジェントルビームを受けながらもマナーの特訓。
 雅彦とキャッチボールができるようになるために小学校の先生にまで頼んで、悪夢魔法にかかっても特訓を続ける。
 必死で頑張って、歌に告白して、それでも本気で相手をされず冗談だと思われる潤。
 そんな潤のために歌に怒る駆!
 本当ならそんな事やってる暇は無いのに、それでも潤のために歌に怒って、本人を慰める駆が本当にいい男。誰の目から見ても潤に比して不利な立場にあるように見える彼も、本人には何かしらプランがあるようです。
「ちょっとした事」をクリアすれば告白する事を決めているようですが。今回久々に陸上部姿が出たから、そういう方面で何かやりとげようとしているのかも。
 

 と、こんな男子共に歌や奏ら女性陣が戸惑うのも無理が無い事で。
 どうも突拍子が無いと言うか、場をわきまえていないし、そもそも「何を頑張ったのか分からない」「何に怒っているのか分からない」と言う気持ちが完全に一方通行に。
 男(と言うか自分)の目から見れば努力を誇ったり色々説明したりするのは格好悪い、と思うのですが、駆が潤の「親友」発言に対してどれほど嬉しいと思ったかも、潤の努力の事も知らない歌から見れば……。
 はっきり言って、はた迷惑以外の何者でもありませんよねぇ。
 本人の努力の問題とか、男女の認識の違いとか、色々考えさせられました。
 今回のエピソードはいつも以上に見る人によってかなり感想が違う気がする。


 でも一つだけ言える事は、駆も潤も立派な男子だと言う事。
 中々いませんよ、親友のために好きな女の子に怒れる奴も、自分を変える為に努力できる奴も。
 以下箇条書き。

  • お兄ちゃん

 前回のエピソードから、潤に対する琴の呼び方が「お兄ちゃん」に。この瞬間、潤が全国一千万人の琴ファンを敵に回した(ぇ)。

  • ウェディング

 歌との結婚式を妄想する潤。以前、柊のキス騒動での教会と言う「見た事がある建物」なだけに、生々しさが大爆発。しかし、ウェディングドレスの歌は……イイッ(ヲイ)!
 でも高校生の琴と合わせて両手に花状態の潤は赦さない(ぇ)。

潤くんのプロポーズは挨拶代わりなのね」とさらりと傷つく事言い出すマイメロ
男は先手必勝よ」と言いつつ誰よりも先手必勝っぽいマイメロママ。
しかしマイメロパパは「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」と小さな反抗!
 マイメロパパ、凄ぇーっ! マイメロママに反抗した!!
 小さな反抗、否、『おねがいマイメロディ 反逆のマイメロパパ』に皆が驚いた。この後、多分別室で夫婦会議。

  • 牡蠣くん 

 三度目(?)の召喚。海産物のくせにやたら攻撃的。もはや海のミルクがどうとか関係ない武闘派っぷりでした。


 次回は「赤ずきんになれたらイイナ!」……って、元々マイメロ赤ずきんがモチーフですから! そしてダーちゃんも登場! マリーランドに奪われた青春って!?