『コードギアス 反逆のルルーシュ』stage 7「コーネリア を 撃て」

 ルルーシュ、コーネリアに個人と組織力の力の差を見せつけられ完全敗北。


 今回のメインは、ルルーシュ対コーネリアの対決。
 ゼロ=ルルーシュを誘い出すため、性格を読んだ上であえてシンジュクゲットーと同じ状況を作り出し挑発するコーネリアに対し、受けて立つルルーシュ
 前回同様、ギアスの力でサザーランドを奪い、それを現地レジスタンス(テロリスト)に与え、敵の戦術配置と敵味方識別信号を利用して指示を与える作戦。 
 しかし、そんなある意味でたとこまかせの作戦は、練度の高いコーネリアの親衛隊を含むブリタニア軍に通用するはずも無く。
 序盤は有利に進んでいたものの、現地レジスタンスはルルーシュの指示に従わないばかりか親衛隊に恐れをなして敵前逃亡。
 奪ったサザーランドで敵陣深くに紛れ込んだルルーシュも、ゼロをあぶりだすための面通しで絶体絶命の危機に!
 

 こうして考えると、ルルーシュの有利なポイントがギアスで相手に命令できる。と言うただ一点だった事に気づかされます。
 ギアスで命令してもナイトメアフレーム越しでは相手に効果は無く、数では圧倒的に不利。しかもルルーシュは、ナナリーの事があるので絶対に相手に素性を知られるわけにはいかない。ゼロの格好が仮面だけでなく全身スーツなのは指紋やら何やらの証拠を残さない意味合いもあるのかも知れません。
 C.C.にしたような自分の命を盾にした程度ではどうにもならない壁、個人の限界が提示されました。
 辛くもC.C.の助けによって九死に一生を得たルルーシュは、戦いのために自分の軍、国を作る事を決意。


 強者がどこまでも弱者を踏み台にする社会を否定するルルーシュが、自分の頂点とする組織を作る事でどこまでその理想を貫いていけるのか。
 それ以前に、自分の目的のためにレジスタンスを囮にする、まさに「弱肉強食」を絵に描いたような事をやっているだけに注目です。 
 その矛盾を指摘された時、ルルーシュはどんな選択をするんでしょう。
 以下箇条書き。

 幼いルルーシュと皇帝の謁見。そりゃ、あんな父親にあんな事言われたら普通ビビります。しかし、ルルーシュの「生きてない」発現がこんなトラウマものの謁見が原因だったとは……。

  • 没落のアッシュフォード家

 ルルーシュの母親が死亡したと同時に、どうやら勢いを失ったらしいアッシュフォード家。ミレイ会長も、お家復興のためにお見合いさせられるようです。
 キスを賭けてみたり、シャーリーをからかってみたりするのもそんなところから来ているのかと思うと切ない話です。

  • C.C.の会話

 ピザのシール集めて喜んでるような彼女ですが、どうも謎の相手と思念で(?)会話しています。
「血は争えない」発言と、一話の様子を見るに相手は確実にブリタニア皇帝。
 やっぱり、ギアスの力を皇帝にも以前与えたのでしょう。
 しかし、ならば皇帝がC.C.に対する契約とはなんでしょうか? やはり現在の世界征服と見紛うばかりの侵略がその答えなんでしょうかね。

  • スザクの翳り

 ああっスザクがいきなりシャーリーと!?
 恋する乙女なシャーリーを押し倒すスザク。貴様、ユーフェミアはどうした(どうもこうもねぇよ)!?
 今回ヴィレッタがゼロの協力者が学生だと思い始め、学園にいるスザクがスパイとして扱われそうな予感です。
 それにしても、いきなりナイフ出したり顔を赤くしたり忙しいカレンが可愛かったよ、うん(スザク関係ねぇよ!)。


 次回は、ルルーシュの軍がついに誕生!